佐藤千亜妃初のアルバムに収録されている恋愛ソング
2019年11月13日にリリースされた佐藤千亜妃の1stソロアルバム『PLANET』。
こちらに収録されている【空から落ちる星のように】に注目してみました。
2019年5月まではロックバンド「きのこ帝国」のギターボーカルを務めていた彼女です。
ファン待望のソロ活動ではバンド時代とはまた違った雰囲気が感じられると話題ですね。
そんな佐藤千亜妃が作詞・作曲した【空から落ちる星のように】は王道の恋愛ソング。
しかし、歌詞を考察・解釈していくと様々な意味が込められていることが分かります。
今回はこの歌詞をじっくりと解釈してました。
最後までお楽しみください!
MVは今最も注目されている映画監督とコラボ
【空から落ちる星のように】のMVは、今最も注目されている映画監督の枝優花が手掛けています。
傷ついた2人の少女の儚くて美しい演技、佐藤千亜妃の透き通った歌声は圧巻です。
観る人全てが虜になること間違いなしの素晴らしいMVに仕上がっているのではないでしょうか。
まだMVをご覧になっていない方は是非この機会にチェックしてみてくださいね。
歌詞の意味を解説!
【空から落ちる星のように】の歌詞は王道の恋愛ソングですが、少し切ない印象もあります。
そして、その切なさの中にも主人公の想いの強さや決意が感じられるのです。
そんな歌詞の主人公は一体どんな恋をしているのでしょうか?
見出した形の意味が示すものを徹底的に解説していきます。
1番の歌詞をチェック
たとえ自分が傷ついてもそばに居たい
「国道4号線を下る車に乗って
曇った窓ガラスに書いた言葉を覚えてる?
泣けないあなたのそばに居たいよ
傷ついてもいい
あなたがくれる傷ならば
出典: 空から落ちる星のように/作詞:CHIAKI SATO 作曲:CHIAKI SATO
国道4号線とは、東京都中央区から青森県青森市までを繋ぐ日本で最も長い国道です。
また、佐藤千亜妃は岩手県盛岡市の出身で盛岡市は国道4号線が通っています。
このことから、本楽曲の歌詞は佐藤千亜妃自身がモデルになっているのではないかと考えられますね。
さらに「国道4号線を下る車」は、帰省から東京に戻ってきている描写です。
窓ガラスが曇るほどの気温なので寒い冬の時期でしょう。
そして、わざわざ窓ガラスに文字を書くということは、口では伝えられない言葉だったのではないでしょうか。
大人になるにつれ泣くことを我慢することが多くなります。
主人公の大切な相手も素直に泣くことができない大人の1人。
しかし好きな相手には自分をさらけ出して欲しいと願うものです。
主人公は大切な相手の傷を受け止める覚悟があり、悲しい出来事も2人で分かち合いたいと考えています。
流れ星のように消える運命でも幸せを感じている
空から落ちる星のように
いつか消える運命でも
泣きたくなるくらい幸せな日々を
あなただけがくれたの
出典: 空から落ちる星のように/作詞:CHIAKI SATO 作曲:CHIAKI SATO
「空から落ちる星」という表現は流れ星のことを指しています。
流れ星はあっという間、まさに1瞬にして消えてしまう刹那的なもの。
主人公が生きている今この瞬間もいつかは終わりを迎えてしまうかもしれません。
それでも主人公は、大切な人が与えてくれた涙が出るほど幸せで大切な日々を噛みしめているのです。
巡り巡る時を駆けて
喜びも悲しみも全部
わかちあいながら生きてゆく意味を
あなたとふたりでみつけるよ
出典: 空から落ちる星のように/作詞:CHIAKI SATO 作曲:CHIAKI SATO
これから年月を重ねるたびに、嬉しいことも悲しいことにも直面することがあるでしょう。
この部分の歌詞からは、どんなことがあっても2人で支え合って幸せという形を見出していく。
そんな意味が示されているように感じます。
希望に満ち溢れた描写ではありません。
だからこそ、つまづきながらも前向きに生きる意味を見出していこうという意思も伝わって来ます。