当たり前の中にこそ幸せはある

恋人との記念日

それは二人にとって特別なものです。

初めて出会った日、初めてデートをした日、付き合うことができた日。

そのまま順調に未来を歩んでいくことができれば、結婚記念日や金婚式など記念日は増えていく一方でしょう。

普段は行かないようなお店で食事をしたり、どこか遠くへ出かけたり。

特別な思い出で記念日を彩っていきます。

その一方で、記念日を祝わなくなってしまったというカップルも多いのではないでしょうか。

仕事が忙しかったり、子育てに追われたりと、取り巻く環境も変わっていくのは必然のことです。

「結婚記念日だということを忘れていて、喧嘩をしてしまった」という話も、よく耳にします。

ですが記念日とは、二人の愛を再確認し合うための日でもあると言えるのではないでしょうか。

お互いにまだ好きだということ、そして二人でまた記念日を迎えることができたということ。

当たり前の中に埋もれた幸せに目を向け、感謝できる日にしたいものです。

今回解説していくのは、Da-iCE「この曲のせい-5Voice & acoustic ver.-」

主人公に訪れた彼女との記念日。

デートの約束をしていたのに、待ち合わせの時間になっても彼女は姿を見せず…?

恋人との記念日を疎かにしてしまっている方に聴いていただきたい楽曲です。

「この曲のせい」について

Da-iCE【この曲のせい-5Voice & acoustic ver.-】歌詞解説!記念日なのに…の画像

Da-iCEの「この曲のせい」は、二つのバージョンが存在しています。

一つはシングル『もう一度だけ』に収録されているオリジナルバージョン。

そしてもう一つがシングル『雲を抜けた青空』収録の「5Voice & acoustic ver.」です。

2015年1月に発売した『この曲のせい』を5ボーカルバージョンで再録!
通常盤には『雲を抜けた青空』『リフレイン』の2曲に加え、2015年1月に発売された4th Single『もう一度だけ』のカップリング『この曲のせい』がパフォーマー含めた5人歌唱のアコースティックバージョンで生まれ変わった。

出典: https://www.da-ice.jp/discography/detail.php?id=1016095

オリジナルバージョンは花村想太と大野雄大によるツインボーカルでした。

「5Voice & acoustic ver.」ではパフォーマーを含めた全員で歌っています。

五人全員で歌っている曲は少ないため、6面(Da-iCEのファンの呼称)にとっては貴重な一曲ともいえるでしょう。

ボーカル二人の相変わらずの表現力と歌唱力もさることながら、他のメンバーの歌唱力の高さも必聴!

まさに歌って踊れるグループの鑑といえます。

ーMVもチェック!

YouTubeのDa-iCE公式チャンネルには、「この曲のせい-5Voice & acoustic ver.-」のMVが公開中。

公開日であるクリスマスに合わせた演出となっており、目でも耳でもDa-iCEの世界を堪能できます。

とっておきの記念日

この曲の登場人物は二人。

主人公である“僕”と、主人公の恋人である“君”です。

記念日を迎えた二人。

デートの待ち合わせから、ストーリーが展開していきます。

早く君に会いたい

待ち合わせ場所 浮かれてる僕
待ちぼうけだって (ま、いっか)
乱れてもいない 髪を直した
鏡の僕

出典: この曲のせい/作詞:SHIROSE from WHITE JAM 作曲:SHIROSE from WHITE JAM/Naoto Okabe

君とのデートを心待ちにしていた主人公。

きっと待ち合わせしていた時間よりも早く来ていたことでしょう。

早く来ないかなとソワソワしている姿が目に浮かびます。

ところが、時間になっても君の姿はありません

心が落ち着くはずもなく、君に会うために完璧にセットしていたはずの髪型を触って、紛らわせようとします。

君がいつ到着してもカッコいい姿でありたいという、心の表れかもしれません。

君は姿を見せず…

どこにいこう 何食べよう
君とじゃなきゃ楽しくない
僕のことなぐさめて こんな諦めきれない夜

出典: この曲のせい/作詞:SHIROSE from WHITE JAM 作曲:SHIROSE from WHITE JAM/Naoto Okabe

君を待つ間、主人公の頭の中はデートのことでいっぱいのようです。

どんな新しい思い出を作ろうか、どんな記念日にしようかと、企んでいるような気分なのでしょう。

二行目からは君をどれだけ好きかということが伝わってきます。

「何をするかではなく、誰とするか」とは、よく聞く言葉です。

恋人がいる方にとっては、楽しさも2倍に感じるもの。

主人公にとっても、それは例外ではありませんでした。

しかしどれだけ待っても君はやって来ません。

簡単に帰るわけには行かず、君が来ることを信じて、楽しい時間を想像しているようです。