10thシングル「BLOWIN'」の2nd Beat。リリースは1992年と205年以上前の曲ですが、今でもライブでよく演奏される人気曲です。
誰もが一度は抱えてたことがあるだろう後悔を、痛いほど感じさせてくれます。
どうすれば時が過ぎる 激しい雨の街角で
どんなにずるさを責めても 胸が痛むだけ
逃げ出したくなるような夜に 抱きしめていてくれるのは誰
つまらないことで いっしょに笑いあえるのは誰
どうすれば時が戻る 今何処で何をしている
すべてを捨てたとしても 罪だけがふえてゆく
どうすれば時が過ぎる 言葉はいつも役に立たない
あの日の君の声は もう僕に届かない
出典: TIME/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
失った恋を、忘れ去ることができず苦しんでいます。
もう今となってはどうしようもないことだけれど、それでも冷静ではいれないのでしょうか。
君がいたあの時に戻りたい、でも戻れないのであれば忘れられるように早く時が過ぎればいい。
そう願いますが、時は彼に優しくないようです。
2位 LOVE PHANTOM
B'zの代名詞ともいえる大ヒットシングル。1995年、18枚目としてのリリースと同時に爆発的なヒットに。
B'zの中でも、「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」に次ぐ2番目の売り上げを誇る曲です。
いらない何も 捨ててしまおう
君を探し彷徨(さまよ)う MY SOUL
STOP THE TIME, SHOUT IT OUT
がまんできない 僕を全部あげよう
せわしい街のカンジがいやだよ 君はいないから
夢に向かい交差点を渡る「途中の人」はいいね
ふたりでひとつになれちゃうことを
気持ちいいと思ううちに
少しのズレも許せない
せこい人間になってたよ
出典: LOVE PHANTOM /作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
強く愛しているうちに、何もかもが一緒でないと相手を許せなくなってしまう。
別々の人間なのですから少しの違和感や考えの違いがあって当たり前なのに、それが我慢できずに束縛したり考えを押し付けてしまう。
誰もが経験あることかもしれませんが、それは自分本位の縛る愛。
束縛してしまう強い愛を、自戒を込めて表現してます。
モチーフになったのは嫉妬のあまり生霊となってしまった源氏物語の六条の御息所ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
1位 イチブトゼンブ
君にしかわからないこと
僕だけが見えていること
どれもホントのこと
すべて何かのイチブってことに
僕らは気づかない
愛しい理由を見つけたのなら
もう失わないで
愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのに
それだけでいいのに
出典: イチブトゼンブ/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
好きになったきっかけは、ちょっとしたことであることも多いでしょう。
というよりも、きっかけそのものはほんの些細なことであることがほとんどではないでしょうか。
それなのにいつの間にか気に入らないところがあるとそれが気に障るようになってくる。自分勝手なものですよね。全部が思い通りなどなるわけはないのに。
愛すべきところを愛し続ければそれでいい。
自分だって完璧なんかじゃないのですから。
これこそ、究極の愛の形ではないでしょうか。
歌詞に現れた様々な愛の形
禁断の愛、別れてからも後悔を重ねる愛や、去っていった相手に感謝しながら心に抱き続けていく愛……。
誰もが、どれかの愛の形を経験したことがあるのではないでしょうか。
意外と奥深いB'zの恋愛の世界を、お届けしました。
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