若いころから毒舌、オラオラ系だった松山千春。そんな彼のキャラと相反するような美しい高音のボイスはまさに天からの授かり物といえるでしょう。
そんな松山千春が一途な愛を歌にしました。
「お前だけを 追いかけているよ」
愛する人への一途な想いがこもったフレーズです。追いかけているのに「おいでここへ ぼくのそばに」と歌っています。
ちょっとツンデレも入っているかも!?
サビの「長い夜を 飛び越えてみたい」では、2人の愛の最高潮なシーンが思い浮かびます。
とくにここで松山千春は「な〜が〜い〜夜を〜」と思いっきり気持ちを込めて歌うので、より一層ストレートな感情が聴く者のハートに突き刺さるのです。
情熱的な愛を歌いつつも「とまどうふたり」
恋にゆれる 心ひとつ
お前だけを 抱きしめていたい
だからぼくの 胸のときめき
きこえたなら とびこんでおいで
長い夜を 飛びこえてみたい
お前だけに この愛を誓う
星降る夜に さそわれて
とまどうふたり
出典: 長い夜/作詞:松山千春 作曲:松山千春
とても情熱的な歌詞です。「お前だけを 抱きしめていたい」と言いつつ「だからぼくの 胸のときめき きこえたなら とびこんでおいで」と歌っています。
松山千春の「胸のときめき」ってどんなものでしょう。抱きしめたいと歌いつつ、自分の胸に飛びこんでこい。
一見すると矛盾しているようですが、松山千春のキャラに合った歌詞ではないでしょうか。
本心は「抱きしめていたい」のです。でも「飛びこんでこい」と言ってしまうところに男心の恥ずかしさが見え隠れします。
また、一人称が「ぼく」というのもポイントです。
オラオラ系の松山千春が優しい声で「ぼく」と歌うのですから、ファンでなくとも歌を聴いた女性のハートはメロメロになってしまうのです。
松山千春の「愛」は永遠に不滅です
ちょっと強面なオジサマだけど、熱いハートを持った松山千春はアニキ的存在です。
そんな松山千春だからこそ、芸能界のみならず、政界、スポーツ界と幅広い交友関係を持っています。
昨年(2017)亡くなった角界のスター・千代の富士(九重親方)とも同じ北海道出身で親交がありました。
フジテレビで放映されたドラマスペシャル「千代の富士物語」(1991)では松山千春自らが「燃える涙」を主題歌として提供しました。
松山千春の神対応
2017年8月20日。出発予定時刻から大幅に遅れた新千歳発・伊丹空港行きの飛行機である出来事がありました。
乗客はみな、遅延にイラだち機内は険悪なムードが立ちこめる中、突如機内から「ご搭乗のみなさま、松山千春です」とアナウンスがありました。
一瞬どよめく機内。松山千春はそのままマイクで乗客たちに「みんな苦労していますから待ちましょう。
旅は道連れですから、一緒に旅行を終えましょう」優しく語りかけました。
そして名曲「大空と大地の中で」のワンフレーズを歌いました。
この出来事はTwitterに投稿され、瞬く間に全世界に広がりニュースでも大きく報じられました。
松山千春の大きな愛は「長い夜」に込められた愛そのものなのです。
「長い夜」がリリースされて36年経ちますが、松山千春の情熱、愛情は冷めることなく今も多くのファンを魅了しています。
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