【恋の終わりに、桜舞い散る/SECONDWALL】「明日もきっと君に恋をする。」主題歌の歌詞＆MV！

きっと、あのお別れの瞬間からわかっていたのでしょう。

輝かしい未来が待っていて、きっと自分はそれを受け入れる事ができる。

今よりもっと、楽しい人生になるという事を。

そしてここにはもう戻らないという事も、薄々は感じていたのでしょう。

でも、彼女との約束があった。

二人の楽しい思い出を台無しにしたくはなかった。

だから約束もはっきりせずに、さよならも言わずに、ただその場を発ったのだ。

ただ、笑顔でごまかして…。

もしかしたら、彼女も気が付いていたのではないでしょうか。

彼は、もう戻ってこない事を。

約束は果たされない事を。

無理やり作った笑顔はどうしてもひきつってしまい、悲しみを浮かべた表情として記憶されています。

しかし、残される身としてははっきりと言葉にしてほしいところではあります。

それが例え別れの言葉だとしても「もしかして」と可能性を残される方がよっぽど辛いです。

でも本当は、一番望んでいる言葉は「また戻ってくる、約束を守る」という強く固い約束だったのでしょう。

でも、それは叶わないかもしれないから、彼女も何も言わなかったのだと思います。

そうして、お互いが薄々感じていた事は現実になります。

彼は、新しい環境に馴染み、もう昔の生活には戻れないという事実。

だいぶ時間は経ってしまったけれど、彼の中にこの事だけが心残りとして引っかかったままです。

若いとはいえ、なんて中途半場な事をしたのだろうと。

今になって、言わないといけなかった、と気が付いたのでしょう。

あの場所、あの子へ「さよなら」を。

全体を通して、バンド演奏のMVです。

しかも、あえて逆光を使い、メンバーの表情や姿かたちは見えにくくなっています。

だからこそ、シルエット調のパフォーマンスのみが際立ちます。

センターには、ヴォーカルだけではなく、ギター、ベース、ドラム、が入れ替わり立ち替り演奏します。

ついつい聴きやすい声のヴォーカルに目が行ってしまいそうになりますが、メンバー全員があってこそのバンドサウンドなのだ、と感じられます。

映像ディレクターは、株式会社トリプルオーの関和亮氏が務めます。

Perfume、サカナクションなど名だたるアーティストのMVも手掛けています。

この逆光を使ったMVも、かっこよく作成してしまう腕の持ち主。

インタビューも動画にアップされているので、その魅惑の映像の秘訣を知りたい人は、ぜひご覧ください！

きっと、フジテレビ「明日もきっと君に恋をする。」を見てSECONDWALLを知ったファンも多いでしょう。

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