彼女らはたとえ傷だらけになっても、夢へ向かって走り続けます。
決して諦めることはありません。
しかし当時は早く夢に近づきたいと思うあまり、苦労をしてきたようです。
今となってはそんな苦労も辛さも、懐かしく思えるのでしょう。
可能性がありすぎる世界
We can’t 言うのは簡単だけれど
まだまだ好奇心に揺られ
I know 知れば知るほどにまた
この世界は広過ぎてた
出典: Challenger/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
1行目の通り、何もやっていない内から「できない」と言うのは簡単なことです。
本当にできるかどうかは別として。
しかしながら「できない」と思いながらも、「やってみたい」という気持ちもあったのでしょう。
自分たちには可能性があるということを知れば、もっともっとその可能性を探りたくなります。
「可能性を探る」ことが知ることなのではないでしょうか。
ところが、知れば知る程この世界には数えきれないほどの道と選択肢に溢れています。
またその分「可能性」もあるわけです。
そのことも知って、「世界は広いな」と感じているのが分かります。
広い世界に挑戦する者
なのにボクらは止めない挑戦者
心のエンジン燃やせ
出典: Challenger/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
世界があまりにも広いことを知っても尚、挑戦することをやめません。
たくさんの可能性があることを知ったからでしょうか。
世界を知ることで「もし今がダメでも別の道がある」と、以前よりも失敗を恐れなくなったのかもしれません。
俄然やる気と自信がわいてきて、もっともっと前に進もうとしています。
世界への挑戦というとスケールが大きく聞こえますが、夢を追いかけるとはそういうことです。
世界にある可能性に挑戦すること、それこそが夢を叶えることと同義といえます。
好奇心の強さと世界の知識こそが、夢を叶える近道のようです。
寝ていられなかったあの日々
どうにかなりそうなくらい がむしゃらだった日々
10年後きっとボクは楽に生きてられるはずと
寝るのが怖いほど何かしてなきゃいられなくて
命の祈りが散らしたのは火花火花
出典: Challenger/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
夢を必死で追いかけていた頃は、寝る間も惜しんでいたようです。
今頑張れば、10年後は夢を叶えてもっと楽に生活できるだろうと信じていました。
とはいえ、寝不足は健康に重大な害を引き起こします。
若い頃に寝る間を惜しんで働き続ければ、後になって響いてくるものです。
時には命に関わる重病の原因にもなるでしょう。
ある意味、あの頃は自分の命を削っていたのですね。
「火花」を散らしながら命が削れていく表現は、痛々しくも感じます。
寝ることは生き物にとって必要なことなのに、それすら勿体なく感じてしまう。
若い人には心当たりがあるのではないでしょうか。
過去の自分へ
眩しい光を超えていつかいつか跳べる?
あの日のボクらに笑顔でいられますように
夢を見捨てないで 涙で未来がぼやけても
今しかできない 掴め! ボクたちは挑戦者
出典: Challenger/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
挑戦している間は未来が見えなくて、非常に苦しい時期です。
目指している未来は、光に包まれていて全く何も見えません。
「本当にこの中へ跳べるの?」と不安になってくる時です。
その「未来」に辿り着いた今、追いかけている昔の自分を振り返ります。
あの時は泣いてばかりだったのでしょう。
しかしながら、それでも諦めなかったから今があります。
将来は笑っていられるからこそ「あの頃の自分たち」に「諦めないで」とエールを送っているのです。
その上で「将来は夢が叶うから泣かなくて大丈夫、だから笑って」と願っているのではないでしょうか。
夢が叶った今だからこそ、過去の自分に「笑えますように」と願えるのです。