「22才の別れ」は3分に満たない演奏時間内で、男女の最後の誕生日を歌っています。

1970年代。それは日本が戦後から脱却していく過程にあった時代でした。

そんな中にあって、男女の恋愛模様は格段に変化を遂げた時代でもあります。

結婚前に男女が同棲するなどという価値観は、それまでになかったものだったからです。

若者の発想はそれだけ開けていたのですが、いざ結婚となると世の中が大きくのしかかってきたのです。

そう、依然として旧来の固定観念がのしかかってくるのです。

歌詞中の女性も、恐らく世の中というものの流れに抗えなかったのでしょう。

しかし、それは同時に男性にもいえることなのです。

5年間の愛の巣を忘れずに

男性もいずれこうなるだろうことは、女性と暮らし始めた時から分かっていたからです。

結局男性も、世の中のしがらみには勝てなかったのです。

いえ、勝ち負けではないのでしょう。そんなことにこだわったら愛した女性が不幸になるだけ。

それなら潔く退くのが、愛した人間としての最低限の務めだと思ったからです。

女性の家柄が、自分よりもはるかに格上の存在だと知っていたのに一緒に暮らしました。

女性がどういういきさつで家を飛び出たのかは分かりません。

しかし、男性はこの日が来ることを、既にその時、悟っていたのでしょう。

「22才の別れ」は、結ばれない運命の2人に対して、新しい出発を促すかのような歌だったのです。

 男女の愛を歌った楽曲。まだまだたくさんありますよ。

2008年にリリースされたMr.Childrenの33枚目のシングル。現在も人気があり、カラオケなどでもよく歌われる曲です。その歌詞には、「僕」と「君」とのドラマのようなせつない物語が書かれています。色々な解釈ができるかしですが、私なりの考えを書きたいと思います。

こんな曲もいかがでしょうか?

bucknumberの新作『ハッピーエンド』が現在絶賛リリース中です。 ”ハッピーエンド”に対しての解釈は様々だと思いますが、彼らがこの楽曲に込めた”ハッピーエンド”とは何か? 追求してみました。

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