吉本坂46【STRAY SHEEP】歌詞の意味を解説！人生で最も大切なものとは？満たされない心を読む

誰かが助言してくれるのを待っている主人公。

しかし、都合良く人生の答えを教えてくれる存在は現れないのか、未だ結論は出ていないようです。

自分にとって何を1番優先するべきなのか。

それについて自問自答を重ねても、自分では決められないのでしょう。

それはどちらの可能性にも魅力を感じているからなのかもしれません。

どうするのが自分にとって最良なのか分からず、「迷える羊」のようにさまよっているようです。

「STRAY SHEEP」というタイトルに隠された意味がここで明らかになっています。

ここでは主人公が今までの人生を振り返っているのでしょう。

知らず知らずのうちに過ぎ去った時間。

今まで自分が経験したことを振り返ると、夢や自分のしたいことも達成できた。

そのことを自覚しているということは、彼にとって今までの人生はある程度満足できているということでしょう。

そして、客観的にそんな自分を見てみると、他人からも羨ましがられるほどの人生。

嫉妬されてもおかしくないと考えているようです。

しかし彼は前述の歌詞パートでは、自分の人生について悩んでいる様子でした。

どれだけ夢を実現しても、人生の悩みは尽きないようです。

この世の誰もが自分の夢を叶えられる訳ではありません。

人生の中で挫折を味わう人も、世の中には数多くいます。

主人公はそのことを自覚しており、自分が人生の勝者であると考えているようです。

他人から嫉妬されることも、彼にとっては心地の良いことだったのでしょう。

しかし人生の勝者であるはずの彼は今、心が満たされないまま。

しかし何故満たされないのかさえ、分かっていない様子です。

その理由を探し求めて、また人生を歩んでいく彼。

そこには、どこか切なさが漂っています。

誰もが羨むはずの自分の人生。

しかし、今では自分の人生を幸せだと思えなくなっています。

夢を叶えたはずなのに、今では人生を誤ったかもしれないという不安に駆られている。

涙を流しながら、満たされない心を満たしてくれる何かを探そうとしているようです。

彼は空を見ながら、途方に暮れているようです。

今までは夢があり、それを叶えることで人生を謳歌していた。

しかし今ではもう、欲しいものも手に入れて、夢もあらかた叶ってしまったのでしょう。

そんな状況で自分にとっての生きる意味をどこにも見いだせなくなってしまった。

今までの人生を経て、燃え尽きてしまったのかもしれません。

それでもどうにか、自分にとっての生きがいを探そうと必死なのが伝わってきます。