衝撃のデビューを飾った只中でリリースされた「Crowds」

WHITE ASH【Crowds】歌詞を和訳して考察!孤独を感じても…鳥のように群れになって飛ぼう♪の画像

WHITE ASHがメジャーデビューしたのは2013年のこと。

卓越した楽曲センス、ゾクゾクするようなグルーヴィなサウンド。

そして日本人離れした英語詞など、「とんでもない新人が表れたな」と思った方も多いのではないでしょうか。

しかし彼らはデビューからわずか4年後の2017年には解散してしまうのです。

まさに彗星のごとく現れては消えていくといった印象。

ファンとしてはもっと楽曲を世に送り出し続けてほしかったというのはありますが、その颯爽とした経歴すらもかっこよく感じてしまいます。

「GATCHAMAN CROWDS」の主題歌として書き下ろされた

WHITE ASH【Crowds】歌詞を和訳して考察!孤独を感じても…鳥のように群れになって飛ぼう♪の画像

そう、今回紹介するのは彼らがデビューしてシーンに衝撃を走らせていた只中にリリースされた楽曲

2013年8月21日にリリースされた5thシングル「Crowds」です。

当時放送されていたアニメ「GATCHAMAN CROWDS」の主題歌として書き下ろされたこの曲。

曲はもちろんカッコイイのですが、MVもまた面白い内容になっているんです。

MVでのび太が海上戦を繰り広げる!?

WHITE ASHのボーカル、ギターを務めるのはのび太。

「そんなステージネームで良いの?」と思ってしまうような名前の彼ですが、MVの中でもちゃんと名前の通りののび太ファッションも見せています。

そう、黄色いシャツに短パンというお馴染みのあの服装です。

しかし面白いのはそのことではありません。

このMVのび太が「GATCHAMAN CROWDS」に登場する敵キャラと海上戦を繰り広げるという内容になっているんです。

ご想像の通り、見るからにシュールなその映像をまずはご堪能あれ!

見るからにのび太という風貌でやっているからカッコイイ

冒頭からこま切れのキメでインパクト抜群にたたみ掛けてくる楽曲。

なんだなんだと呆気に取られていると、そこから怪しげでもあり、けれどだからこそグッとくるんだろうと感じさせる極上のグルーヴが展開されていきます。

サビではこれぞロックバンドと言わんばかりの高ぶりを聴かせますが、ここに来て歌詞日本語が混ざってくるのが本当にズルイ。

日本語の中に英語が混ざったような楽曲は数あれど、その逆をやってしまうというのは彼らならではじゃないでしょうか。

英語の発音が流暢だから混ざってくる日本語がより映えるんですよね。

ボーカルギターののび太はまさにのび太といったイメージの風貌をしていますが、その風貌でこれをやるからカッコイイんです。

いわゆるギャップ萌えというやつでしょうか。

これは狙ってやっているのか…「え!そんなこと出来ちゃうの?」という印象がすごいです。

ただ歌詞の内容に関しては響きだけで、意味のない言葉を並べているなんて話も。

ここからはそんなこの曲の歌詞を無理矢理和訳しつつ解釈していきます!

…出来るのかな。(笑)

何者かに殺されてしまった男

可笑しいという想いと孤独感が混ざり合う

fly amaze it crore vavry rough
spin up and know feel in brender lonely
estrad and me under graven me on the starnet

出典: Crowds/作詞:WHITE ASH 作曲:WHITE ASH

「飛び掛かって驚いてる様子に笑った

スピンアップし、それが孤独と混ざっていく感覚を味わう

エストラードと俺が死んだことがスターネットに載っていた」

さて、いきなりからかなり無理矢理です。(笑)

飛び掛かられた彼は自分の驚きっぷりを思い返して笑っているような感じです。

しかし結果として自分は死んでしまった。

可笑しいなと思う反面、死んでしまったという孤独感もある。

その二つのが混ざり合ったなんとも言えない感覚をこの男は味わっているのでしょう。

彼が死んだことが載っていたスターネットとは、新聞のようなものだと推測しました。

男はマッドサイエンティスト?

write the mean destroy baby rat stay up and no fear
into end aloud these sir prize on me
unders heavenly on the clone it
the world your word is

出典: Crowds/作詞:WHITE ASH 作曲:WHITE ASH

「ネズミの赤ん坊を壊した理由を記そう、怯えなくてもいい

俺の上でその人は大声で賞賛していた

天を仰いでそれを複製しよう

君の言葉で世界は作られる」

男が殺されたのは、どうやらネズミの赤ん坊を壊したことが原因のようです。

壊したというニュアンスなので、殺したというよりは何か実験のようなことを想像させますね。

彼はマッドサイエンティストのような感じなのでしょうか。

それが原因で殺されてしまったこの男ですが、その行いを賞賛する声もあるようです。

「複製しよう」と言っているのはきっと、そういった声をもっと広めてくれという意味。

「君の言葉で世界は作られる」と言っている通り、死して尚賞賛されることをしたという印象を広めていこうとしているのです。