あのフォーク小屋のオヤジのどこか寂しげな横顔を。
そんなに気を使って注文しなくていいからゆっくり考え事していってねって、
俺の手元のノートをひょっこり覗き込んでは微笑んでくれたあの喫茶店のささやかな激励を。
そして栄光へと続くリングの上で勝負するチャンスを与えるべくで、俺をドサ回りからひっこ抜き、
銀色に輝くスクリーンの中に放り込んでくれたあの人の涙を。
出典: 俺のアディダス~人としての志~/作詞:竹原ピストル 作曲:竹原ピストル
これは竹原ピストル自身がお世話になってきた人たちのことをうたっているのでしょうね。
この歌詞を見ていると、歌ってこんなに素晴らしいものだったんだと改めて感じさせてくれます。
特に「銀色に輝くスクリーンに~」のところは完全に、竹原ピストルを銀幕の世界に誘い込んだ松本人志のことをうたっているのでしょうね。
だってサブタイトルが~人としての志~(人志)ですもの。
2位 父から娘へ~さや侍の手紙
巡り 巡り 巡り 巡って
あなたが 父の子に 産まれたように
巡り 巡り 巡り 巡って
いつか父が あなたの子に 生まれるでしょう
ただ それだけですが それが全てです
巡り 巡り 巡り 巡って
ただ それだけですが それが全てです
出典: 父から娘へ~さや侍の手紙~/作詞:竹原ピストル 作曲:竹原ピストル
これはすべてのお父さんをなくした方に聞いてほしいです。私自身3年前に父を亡くしています。
私は海外に住んでいて、死に目はおろか葬儀にも参列できなかったけど、この歌に、この歌詞に何か救われたような気がしました。
親子の絆は永遠ってどこかで聞いたけれど、本当にそうだったらいいのに…。
1位 よー、そこの若いの
とかく忘れてしまいがちだけど
とかく錯覚してしまいがちだけど
例えば芸能人やらスポーツ選手やらが
特別あからさまなだけで
必死じゃない大人なんていないのさ
よー、そこの若いの
こんな自分のままじゃいけないって
頭を抱えてるそんな自分のままで行けよ
出典: よー、そこの若いの/作詞:竹原ピストル 作曲:竹原ピストル
これぞ妙齢に達したからこそ言える、大人の発言ですね。
若いときは自分はこんなもんじゃないはずとか、もっとできるはずだとか何かと背伸びをしがちです。
芸能人やスポーツ選手みたいに華やかではないかもしれません。けどその人にはその人の土俵があります。
それぞれが自分の立場で、与えられたその場所で輝いていけばいいんだ、ということを教えてくれています。
何かに悩んでいる、青春真っただ中の人にこそ聞いてほしい一曲です。
尊敬する先輩は山崎まさよし
竹原ピストルが「尊敬する先輩はいますか?」と聞かれて、答えた人物は、同じ所属事務所の先輩である山崎まさよしです。
竹原ピストルが野狐禅時代からの先輩です。
野狐禅のレコーディングの時に、山崎まさよしのギターを貸してもらったのですが、その頃竹原ピストルはギターを低く構える癖があったために余計な力が入ってしまいました。
そして気が付くと山崎まさよしのギターのネックの部分に、傷がついてしまいました。竹原ピストルは自身はもちろんのこと、周りのスタッフも青ざめていました。
ところが山崎まさよしはこう言いました。
「これはスタッフの管理が悪かったんだ。お前には関係ない。だけどギターっていうのはホールの上をちゃんとストロークしなくちゃ。こんなところを弾いてもダメ。」
ギターの傷を責めるどころか、逆にギターの弾き方についてアドバイスをしてくれました。
「あの時は本当に泣きそうになりました」と竹原ピストルは語っています。それからはギターを高く構えて弾くようになりました。
それからも山崎まさよしは何かとアドバイスをしてくれたり、ほめてくれたりするようになりました。
まとめ
いかがでしたか?
ここまで竹原ピストルの魅力を堪能できる楽曲やその人柄を感じるエピソードなどをご紹介してきました。
仕事や勉強で疲れた時は、竹原ピストルの楽曲を聞いてみてください。きっと元気をもらうこと間違いなしです。
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