【STARTRAIN/小野大輔】9年ぶりフルアルバム！収録内容＆MVなどその魅力を徹底解説！

小野大輔は2002年から活動する声優で、2008年からは歌手としても活動しています。「小野D」の愛称で広く親しまれています。

声優なのでテレビでの顔出しはあまりありませんが、女性誌『an・an』で同じく声優の宮野真守とともに「イケメン声優」として紹介されるなど、見目よい人として知られています。

一部では「昭和のハンサム」とも称されて、どこか懐かしい感じの容貌と評する人も多いようです。

荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の大ファンで、「青春時代のバイブル」、「生きる糧である」と述べています。

「ジョジョへの愛はこじらせるもの」「ジョジョで稼いだお金は、ジョジョの（グッズ購入などの）ために使う」といった名言を残したという逸話もあるほどです。

熱い気持ちが伝わったのか、『ジョジョ』第3部『スターダストクルセイダース』では主人公・空条承太郎役を射止めました。

2016年2月からはフリーとして活動しています。大仏ストラップを携帯電話につけている大仏マニアでもあります。

声優としてのデビューは2002年に放送された『フルメタル・パニック！』の小林役。あまり多くの人の記憶には残らない端役でした。

メインキャラクターをはじめて演じたのは2005年（『AIR』主人公・国崎往人役）。さらに翌年、翌々年とメインキャラクターを演じる回数は年々増えていきます。

アニメファンならずとも知っている役に配されることも多くなりました。前出の『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』の空条承太郎もそのひとつです。

ほかに『黒子のバスケ』緑間真太郎、『黒執事』セバスチャン・ミカエリス、『進撃の巨人』エルヴィン・スミスなど、お馴染みのキャラクターを多数こなしています。

アニメ以外にゲームやドラマコミック、ドラマCD、映画等の吹き替え、朗読やナレーションなどの仕事も手掛けており、声の仕事ではマルチな活躍を見せています。

また、博物館やプラネタリウムなどの音声ガイドを務めることもあり、アニメやゲームから遠い生活をしている人も、思わぬところで小野Dの声を聴いている可能性があります。

2007年に6曲入りのミニアルバム「ひねもす」をリリース。小野Dの歌手としての活動はここからはじまりました。

1stシングル「雨音」はオリコンCDランキングの最高位17位とかなり健闘しています。これまでの最高位は2010年リリースの4thシングル「熱烈ANSWER」。第5位に食い込む健闘振りです。

芸術分野ではシュルレアリスムが好きで、自身の音楽作品のモチーフとしてマグリットやエッシャーやミュシャを取り上げたこともあります。

2013年発表のミニアルバム「DOWN STAIRS」及び「UP STAIRS」は対となるものとして制作されました。これらはエッシャーの階段のだまし絵に着想を得たものだと言います。

これまでにシングルを11作、ミニアルバムを4作、フルアルバムを1作発表しています。今回リリースされる「STARTRAIN」は2009年2月にリリースされた「風花」以来、実に9年振りのフルアルバムです。

ニューアルバム「STARTRAIN」はどこまで上位ランクに入ることができるのか、期待が集まります。

声優として、アーティストとして活躍を見せてきた小野Dですが、実はこれ以外の活躍もあります。

キャラクターソング、通称「キャラソン」を歌うという仕事もしています。これは声優独特の仕事と言っても差し支えないでしょう。

たとえば小野Dなら「小野大輔」としてではなく、『黒執事』のセバスチャンとして、『黒子のバスケ』の緑間真太郎として、それぞれのキャラクタのためにつくられた歌を歌うという仕事です。

顔出しの俳優はほぼやらない仕事ですが、声優にはこういった仕事も多く、小野Dも2006年の「紫紺の火道」（『ネオ・アンジェリーク』ヒュウガ）以来、多数こなしています。

また、同じラジオ番組でともにストーリーテラーを務める声優の神谷浩史と組んでの楽曲CDもリリースされています。

歌に演技に、声の仕事は多方面に広がっています。今後も新ジャンルの仕事が現れるかもしれません。