Do As Infinity「アリアドネの糸」

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デビューから12周年を迎え、25thシングル「アリアドネの糸」がリリースされました!

12年の間には、解散、再結成もあり、数々の困難も乗り越えてきたことでしょう!

初期の頃はあまりアレンジされていない楽曲が多かったので、1stシングル「Tangerine Dream」と聴き比べると音楽に深みがあるようで、とても成長を感じられます。

Do As Infinity」というと個人的に綺麗な楽曲が多いイメージを持っていたので、エレキギターが光るロックナンバーというのは少し意外でした。

ですがボーカルの伴都美子さんの歌声は、芯が強くてしっかりしているのでとてもマッチしており、ライブに向いている一曲となったのでは無いかと思います!

この楽曲ですが、ギリシャ神話が題材となっているという声もあるようなので、そのギリシャ神話とやらを調べてみました!

運命の赤い糸

みなさん、「運命の赤い糸」という言葉、耳にしたことはありますよね。

中国から伝わってきたと言われる「赤い糸」という言葉ですが、結ばれる男女のことを表す時に用いられることがあります。

そんな赤い糸ですが、実はそれよりも遥か昔に赤い糸の話があったのです!!

分かりやすく説明しますので、神話にあまり興味を持っていない方にも少々お付き合い頂きたいです。

ギリシャ神話「アリアドネ」

  1. 「ミノス」という王様がおり、彼は「ポセイドン」という神様に牡牛を生贄として捧げる約束をしていました。しかし、ミノスはその約束を破りました。
  2. それがバレて激怒したポセイドンは、ミノス王の妻である「パシパエ」に呪いをかけます。牡牛のことを好きになるという呪いです。
  3. 結果、牡牛とパシパエは恋人同士になり、二人の間に子供を授かります。頭は牛、体は人間、足が4本という化け物です。みなさんご存知のミノタウロスですね!
  4. ミノタウロスは迷宮に閉じ込められていましたが、お腹を空かせると暴れ回るので、毎年男女7人ずつの子供を献上しなければなりませんでした。
  5. そこで何とかしなければ!と手を挙げたのが「テセウス」という勇敢なイケメン男です!その姿を見たミノス王の娘「アリアドネ」は一目惚れしたのです。
  6. ミノタウロスがいる迷宮は一度迷い込むと2度と戻ってこられないと言われています。
  7. そこでアリアドネはテセウスに短剣とを渡しました。そして「生きて帰ってこられたら私と一緒に暮らしてください」と伝えました。
  8. テセウスは入り口の扉に糸を括りつけ、解きながら進んでいきミノタウロスを見つけ出し、ついに討伐しました!
  9. 帰りは解いていった糸を辿りながら出口までくることが出来、テセウスは無事帰ってくることが出来ました。

長くなってしまいましたが、このような感じです。アリアドネの糸が出てきます!これが、俗に言う運命の赤い糸ですね!

しかし、現在ではアリアドネの糸という言葉は「難題を解決するための鍵」という使われ方をしています。

楽曲「アリアドネの糸」の中でも同じ使われ方をしています!

ギリシャ神話「アリアドネ」の続き…

かなりざっくりな説明だったので分かりにくかったかもしれませんが、この話にはまだ続きがあります。

ですが、かなり長くなってしまいますので気になる方は是非調べてみてください!ゴメンナサイ!

楽曲解説

ドラマ「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」主題歌

この曲は、ドラマ「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」主題歌として起用されました!

ギリシャ神話の中では「糸」が鍵となりましたが、ドラマの中では「弾丸」が鍵となりましたね。

チーム・バチスタシリーズのドラマ青山テルマさんの「守りたいもの」、松田聖子さんの「いくつの夜明けを数えたら」とバラードが続いていたので良い変化球ですね!

Do As Infinityは作詞に携わっており、ドラマのために書き下ろされました!

東京事変の元ベーシストとしてお馴染みの人気プロデューサー、亀田誠治さんによる編曲となっています!

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歌詞解説

Do you know? Do you know? ねぇ 教えてよ
衝動 暴走 闇に消えゆく
Dark side, light side どちらでも運命
偶然 必然 why? why? I don't know

出典: https://twitter.com/DoAs_song_bot/status/934305960515944448

不条理な世界
故に誰も ワカラナイ
正体不明の確信犯
出口のナイ 永久のラビリンス
迷うより believe myself

出典: https://twitter.com/DoAs_song_bot/status/937929847912898561

ラビリンスというワードが出てきていますね!これは日本語に直すと迷宮という意味です。

神話の中にも出てきましたね。テセウスが迷宮の中を彷徨っているようなイメージができます。