僕と君を繋げているものはわかりません。
二人の間に何があるのか、見えず触れないため、わからないのです。
しかし、繋がっていたいとは思っています。
僕はなぜそのように思っているかはわかっていません。
そして歌詞の2行目。
恋は一方的なものであるため、お互いを求められないものです。
僕が君と繋がりたいと思っていても、君が同じように思っていなければ繋がることはできません。
「温め合う」という言葉からもお互いその気持ちがあるということが表現されています。
しかしそれができないということは、今はまだ一方的な想い。
そんな恋の何がよいのか、僕は疑問に思っているのでしょう。
しかし、そんなことは知らなくてよい。
おそらく今僕が君のことを知りたいという事実の方が大切なことなのでしょう。
恋とは違う
心地よい苦味
「君を好きだ」と言うのは
側に居たいっていう意味で
苦味という
傷とまた違う
心を養わなきゃね
出典: Coffee/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
君のことが好きな僕。
それは一般的な「好き」という感情ではありません。
君の隣にいることができればよい、温め合うことができればよいという意味が込められているのです。
そして歌詞の3行目。
君を思うと胸が苦しくなる気持ちがまさに「苦味」という言葉に込められているのではないでしょうか。
その苦味とはズキズキと痛むような傷ではなく、どこか心地のよいものなのです。
まるでコーヒーの魅力が苦味であるように、癖になってしまうような気持ちであるのでしょう。
タイトルの「Coffee」を想像させる言葉がとても印象的なのではないでしょうか。
特別なもの
僕の一部みたいに
君の一部で居たいな
恋という流行りのもんじゃないと
信じているんだ
出典: Coffee/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
君が僕の一部になって、僕も君の一部になりたい。
先ほど僕の幸せが一番だというような歌詞が出てきていました。
しかし、君が僕の一部ならば、君の幸せも僕にとっては一番なのかもしれません。
僕の中に君がいるように、君の心の中にも僕がいてほしい。
そのような願望がこの歌詞には描かれています。
しかしこの気持ちは一般的な「恋」ではなく、別のものだと思いたい。
一般的な恋愛感情ではなく、特別な強い気持ちを君に対して持っているという表れでもあるのでしょう。
心の中に
好きなものは
まず君の話を
聞かせてほしいな
どんな色?
どんなものが好きか
教えてほしいな
出典: Coffee/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
君のことを全く知らない僕。
そのため、まずは君の話をしっかりと聞いて君のことを知りたいと思っているのです。
歌詞の3行目や4行目。
好きなことや色というのは、最初に聞く質問かもしれません。
それを知りたいということからも、普通の恋愛とは違う様子が伝わってくるのではないでしょうか。
そばにいたい
僕はさ 誰より君に寄り添って居たいな
「君を好きだ」と言うのは
僕の一部って意味で
出典: Coffee/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
歌詞の1行目からは、とにかく君のそばにいたいという気持ちが表現されています。
しかし、それはやはり恋ではないと主張しています。
僕の心の中に君がいるということなのです。
恋をしているときのドキドキなどは感じない、普通の恋とは全く違う気持ちでいるのでしょう。