倉橋ヨエコ【夜な夜な夜な】歌詞の意味を徹底解釈！反省文の提出先は？夜から生まれた感情を読み解く...

となると、反省文の提出先は他者ではありません。

提出先は他ならない自分でしょう。

自分で自分のしたことを顧みて、どうすればよかったか考える。

そして「次はこう出来るといいな」「あぁしてみたいな」と考えることこそが反省なのです。

頭の中にいる理想的な自分に、心は落ち着くでしょう。

それは悪さをした子供から反省文を提出された教師のようなものです。

ただこれはあくまでセルフコントロールの1つ。

歌詞が終了した後も、苦悩に近いようなコーラスが最後まで続きます。

おそらく主人公は毎晩このような自問自答をやめられないのです。

ルーティン化した毎晩の「反省の時間」。

このことへの不安や恐怖などが、この曲の主題といっても良いでしょう。

終わりのない長い夜を嫌う主人公の気持ちが、【夜な夜な夜な】というタイトルにも表れています。

逆に自分の提出した反省文1つで他人との関係が一気に解消すればどれほど良いでしょう。

そんな願望も「感想を待っています」という歌詞からくみ取れます。

【夜な夜な夜な】の歌詞を解説しました。

どうしようもない主人公の気持ちに共感できる方も多いでしょう。

倉橋ヨエコならではの、魂のこもった歌い方がより悲痛さを煽りますね。

暗い曲ながらに、隠れたファンが多い名曲でした。

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ぜひこうした楽曲に元気づけられて、長い夜を打破してください！