アルバム「未来」の収録曲
ソウルミュージックとポップスをミックスした独自の音楽を追求しているNONA REEVES。
今回は、そんなNONA REEVESの「ガリレオ・ガール」という曲を紹介します。
この曲はNONA REEVESのアルバム「未来」の収録曲です。
2019年3月13日にリリースされた楽曲で、アルバムの一曲目として収録されています。
「ガリレオ」という言葉が入っている曲ということもあり、
「天動説」や「地球」といった天文学に関する言葉がたくさん登場するんですよ♪
天文学の言葉などを使って表現した男女の恋愛ソング。
それが「ガリレオ・ガール」の特徴といえます。
フランスを舞台にしたMVがとってもお洒落!
「ガリレオ・ガール」のMVはもうチェックしましたか?
まだチェックしていないという人は、ぜひ上記から確認してみてください。
MVの舞台となっているのは、日本とフランス。
金髪の女性が、日本やフランスの様々な場所を訪れるという内容の映像になっています。
女性がフランスを歩いているシーンでは、フランスの有名な観光地も登場するんです!
ルーブル美術館やエッフェル塔など、一度は写真や映像で見たことがある名所も出てくるので、
MVを見ているだけでフランスを旅行している気分になれますよ。
何故ガリレオに例えているの?歌詞の意味を解説!
「ガリレオ・ガール」の歌詞では、意中の女性である「君」をガリレオに例えている描写が出てきます。
なぜ「君」のことをガリレオに例えているのか、とても気になりますよね。
他にも意味深な描写がたくさん登場するので、歌詞の意味が知りたい!と思っている人もいるはず。
ということで、ここからは「ガリレオ・ガール」の歌詞について詳しく解説していきますね!
筆者個人の解釈で解説していくので、あくまでも一個人の意見として見てもらえばと思います。
それでは、さっそく歌詞の内容を紐解いていきましょう。
1番の歌詞
「天動説が照らす町」って?
曖昧でルーズな二十世紀のまぼろし
天動説が照らす町だ
出典: ガリレオ・ガール/作詞:西寺郷太 作曲:奥田健介・西寺郷太
「天動説」とはご存じの方も多いように、天文学に関する説のひとつ。
地球は動いておらず、地球以外の全ての天体が地球の周りを回っているという説のことです。
また、天動説とは真逆の説で、地球は自転しているという説を「地動説」といいます。
文明が進歩したおかげで、現在では「地動説」が正しいことが判明していますよね。
しかし、ここでは「天動説が照らす町」という言葉が登場します。
「曖昧でルーズ」や「まぼろし」といった言葉も登場していることを考えると、
"時代に取り残された古い町"を指しているのではないかと思いました。
後述する歌詞を見ると分かるのですが、この主人公は代田橋駅にいることが分かります。
代田橋といえば、今でもレトロな町並みが広がる場所。
なので、代田橋駅周辺のことを「天動説が照らす町」という言葉で表現しているのでしょう。
「勘違い」とは?
勘違いの点と線を小さく並べて
気まぐれなバーベキューみたいに焼くの?
出典: ガリレオ・ガール/作詞:西寺郷太 作曲:奥田健介・西寺郷太
点と線を並べるという表現も、天文学を連想させますね。
天動説や地動説について説明する際によく登場する、惑星の動きを線で繋いだ図が浮かんできます。
ここで「勘違い」という言葉が出てきているので、
恐らく主人公は意中の女性から思わせぶりな態度をとられたのでしょう。
女性の態度を見た主人公の心の中には、きっと様々な気持ちが沸き起こったはずです。
「あの仕草もアピールのひとつなのかな」
「この行動も何か意味があるのかな」
そんな勘違いにも近い考えを抱いてたように感じられます。
終電を逃した2人
最大のミスは、そのグラスに光るマティーニ
終電こえたら帰れない……、は?
出典: ガリレオ・ガール/作詞:西寺郷太 作曲:奥田健介・西寺郷太