《2番のAメロ》求め合えるのは君だけ
信じ合える人は 他にもいたけど
求め合える人は 君しかいないと
出典: 夕立/作詞:奥華子 作曲:奥華子
「信じ合える人」というのは、過去の恋人や、「君」ではない現在付き合っているパートナーのことを指しているのでしょう。
今までいろんな人と愛し合ってはみたものの、本当に心からお互いを必要だと思える関係を築けたのは「君」だけだ!という気持ちが表れています。
《2番のBメロ》「夏草」が表すものとは…
真っ直ぐに伸びてゆく 夏草が香る夜は
僕はなぜか背を向けて 負けそうになってしまうけど
出典: 夕立/作詞:奥華子 作曲:奥華子
「夏草」とは、名前のとおり、夏に生えてくる草のことです。生命力が高く、すくすくと生えてくるのが夏草の特徴といえます。
この歌詞における「夏草」とは、いわゆる「周りにいる普通のカップル」のことを指しているのではないかと思っています。
夏草のように、すくすくと愛を育むことができる普通のカップルを見かけると、背を向けたくなる。
きっとそれは、自分たちがすくすくと愛を育むことができない状況にいるから…。
「普通のカップルのように愛し合うことができない辛さ」を、夏らしい言葉に置きかえて例えている歌詞ですね。
《2番のサビ》危うい二人の関係
いつだって僕たちは 揺れる波のように
繰り返し 同じ場所をただ歩いてた
夏の夢 君だけが消えてしまいそうで
少しでも離れているのが怖かった
出典: 夕立/作詞:奥華子 作曲:奥華子
普通の恋人になれないのならば、この関係に終止符をうった方が良いような気もする…。
でも、やっぱり別れるのは嫌だ…。
そんな相反する二つの感情で、いつも僕らは揺れ動いている。
いつか、この関係が夢のように消えてしまうのではないかと思うと怖い…。
そんな危うい関係であることを表現した歌詞になっていることが分かります。
《最後のサビ》色っぽさを感じる歌詞
いつだって僕たちは 彷徨う風のように
ひたすらに愛し合う場所を探してた
夏の午後 夕立が君をさらいそうで
少しでも離れているのが怖かった
長い髪 濡れた体を 抱き締めてた
出典: 夕立/作詞:奥華子 作曲:奥華子
最後のサビは、1番で歌った歌詞とほぼ同じですが、最後のフレーズだけ言葉が異なっています。
1番のサビでは「細い腕」「濡れた唇」という言葉が入っていた場所に、今度は「長い髪」「濡れた体」という言葉が入ります。
1番と同じく夕立にうたれている状態をイメージできる言葉ではありますが、1番の歌詞と比較して色っぽさを強く感じる言葉でもありますね。
おわりに
夕立の歌詞に登場するカップルは、おそらく「禁断の愛」を貫いているのでしょう。
「パートナーがいるのに他の人のことを本気で好きになってしまった」「絶対結婚できない間柄なのに、惹かれ合ってしまった」など、複雑な事情を抱えていることが分かります。
絶対に叶わない恋をしてしまった時にこの曲を聴くと、より強く共感できる一曲ですね。
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