さぁ 未来へ 乗り込んでいこう 騒ぎな! Swag it out! Everybody just say yeah
夢 描いて 飛び出していこう 騒ぎな! Swag it out! 声上げろ Oh
出典: SWAG IT OUT/作詞:YVES&ADAMS 作曲:T.Kura/YVES&ADAMS
アルバム一枚目が「Downtown Side」と銘打たれたのも納得のゆくパーティ・ソングです。
「SWAG IT OUT!=騒ぎな!」の言葉遊びが楽しいですね。
9曲目は彼らの2枚目のシングル曲「FRONTIERS」です。
オリコン・シングル・チャートで最高位3位。
この曲の肝は打ち付けるようなビートです。
ビートに乗って「FRONTIERS(開拓地)」を切り開いていきます。
ヴォーカリスト三人のヴォイスが複雑にクロスしてゆくのが印象的な曲です。
未知なる開拓地を踏みしめてゆくさまがかっこいいですね。
THE RAMPAGE宣言
「Downtown Side」の最後を締める10曲目はその名も「GO ON THE RAMPAGE」。
We are THE RAMPAGE 繰り出す無限のMove Everybody,go on THE RAMPAGE!
縦横無尽 弾ける 狙うのは天上(てっぺん)のShinning star フルアウトで暴れよう Let’s get down
出典: GO ON THE RAMPAGE/作詞:TAKANORI(LL BROTHERS)/ALLY 作曲:T.Kura/TAKANORI(LL BROTHERS)
大人な魅力の「Uptown Side」!
アルバム二枚目は「Uptown Side」
続いて「Uptown Side」を聴いていきましょう。
「Uptown Side」の1曲目は彼らの3枚目のシングル曲「Dirty Disco」。
オリコン・シングル・チャートの最高位5位の曲です。非常に軽快なライムが印象的です。
コーラス・ワークも上品な味わいでこの辺りのニュアンスが「Uptown Side」たる所以なのでしょうか。
ディスコ・ティックなパーティ・ソングです。
それも1970年代後半のディスコ勃興期のサウンド・プロダクションと現代のHIPHOPサウンドの融合という趣です。
2曲目は爽やかなサウンドと歌詞が印象的な「DREAM YELL」。
THE RAMPAGEのナンバーの中では比較的にメロディアスな曲と言えるかもしれません。
通算4枚目のシングル「100degrees」に収録のカップリング曲です。
ファルセットやキラキラしたサウンド・プロダクション自体が正に「DREAM YELL」です。
直球勝負のラブソング
3曲目はタイトルからして切ない「Can’t Say Goodbye」。
その名の通りにかなり直球のラブソングでメロディアスな楽曲です。
良質なブラック・ミュージックの影響を受けながらもJ-POPとして聴きやすく仕上げられました。
THE RAMPAGEの魅力たる三人のヴォーカルが交錯していく辺りが聴きどころです。
シングル「100degrees」に収録のカップリング曲です。
4曲目は「Over」。
こちらもラブソングです。ユニゾンによるコーラス・ワークで切ない失恋を歌います。
しかしベッタリとした質感には決してならないのがTHE RAMPAGEらしいですね。
ライブ向きのビート・ナンバー
5曲目は「ELEVATION」。
この曲のエレクトロニクス・ビートは鮮烈です。
サウンド・プロダクションもHIPHOP色は後退して、エレクトロニクス・サウンドを基調にしています。
ライブなどで非常に盛り上がれるだろうダンス・ナンバーに仕上がっているのです。
6曲目は「The Typhoon Eye」。
前曲と連なりビートが強烈ですが、曲調は若干異なっていてHIPHOP色もあります。
こちらもライブなどで盛り上がること必至です。
すべてをなぎ倒して進んでゆくような光景が目に浮かぶ痛快な楽曲です。
THE RAMPAGEサウンドの真骨頂
7曲目は一転して落ち着いたトーンから始まる「Dream On」。
サビへ向かって高揚してゆく様がTHE RAMPAGEのサウンドの持ち味全開といったところでしょう。
この世界に吹きゆく 新しい時代の息吹 時は前にだけながれてゆくから Dream on Here and now 広がる雲の向こうには Here and now,promise you 輝く太陽が待ってる Shine on 遥か彼方へと続く道は僕らがいま創る
出典: Dream On/作詞:Masaya Wada/KAZUMA KAWAMURA 作曲:Stephan Elfgren/Anna Belle Bendtholm/HIKARI
清々しい歌詞ですね。
歌いやすいメロディなのでライブやカラオケなどで歌ってみるのもいい楽しみ方だと思います。
8曲目は「BREAKING THE ICE」。
UKサウンドのような趣のエレクトロニクス・サウンドが印象的です。
テクノ調のブレイクなどサウンドに関する雑食性と意欲的な発想がこの曲を独特なJ-POPに仕上げています。
9曲目「Shangri-La」。
タイトルの通り、歌詞は理想郷への郷愁を漂わせています。
HIPHOP調のライムをはさみながら朗々と歌うヴォーカルが心を騒がせます。
どこか遠くの理想郷の話ではないようです。