これでもかと思うほどの、人の無気力さ、孤独さを表現した歌詞の『世界はまわると言うけれど』。
しかし、音楽は非常に美しく歌声も穏やかで、孤独な世界に一筋の光が射しているような心境に包まれます。
正に、GARNET CROWの持つ独特な魅力・美しさ・暗さ・温かさが混ざり合ったかのような心に響く楽曲。
冒頭では時計の針がチクタクと動くように、低音のピアノが同じフレーズを繰り返します。
ボーカルの中村由利の伸びやかな歌声は、後半には一気に高くなり力強くなっていきます。
無気力な気持ちではあるが、今をとにかく生きていきたい。
そんな儚くも強い意志のシグナルが、歌詞だけでなく、歌声や演奏にも表れています。
人気のカップリング曲にも注目
当楽曲は2007年11月14日にリリースされた26枚目のシングル。
カップリング2曲と『世界はまわると言うけれど』の演奏のみも合わせ、計4曲を収録。
2曲目のカップリング曲『彼方まで光を』は失恋の曲でありながら温かみを感じる優しく爽やかな曲調。
『世界はまわると言うけれど』の無気力な心境と対照的に、愛や想いが込められた1曲となっています。
3番目のカップリング曲である『Argentina(アルヘンティーナ)』はライブ映えするリズミカルな曲調。
ラテン音楽のような雰囲気で、ファンからの人気も高いカップリング曲です。
最後に
独自の世界観を貫き、心に響く様々な楽曲を歌い続けたGARNET CROW。
2013年に解散するまで、楽曲リリース・ライブ活動と幅広く活躍し、ファンの心を掴み続けました。
『世界はまわると言うけれど』の前にエンディング曲として選ばれた『忘れ咲き』も心に響くバラード。
幼少期の淡い恋心と、今でも思い続ける儚い愛情を美しく歌った楽曲です。
どこか孤独さを彷彿としながらも、芯があり、温かみ溢れる歌詞に注目。
こちらから歌詞の詳細が知れますので、ぜひ気になった方はご覧になってみてくださいね。
GARNET CROW【忘れ咲き】歌詞の意味を解釈!思い出に浸るのはなぜ?咲いた花の正体を読み解く - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
力強さと繊細さを兼ね備えた歌声で、ミステリアスな魅力を放つGARNET CROW。17枚目のシングルの『忘れ咲き』は心に染みわたる温かく切ないバラード。名探偵コナンのエンディング曲としても話題になりました。「忘れ咲き」と呼ばれる花の正体、思い出に浸ってしまう切ない心境を、歌詞から読み解いていきましょう。
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