弱虫でアクションが起こせない…

(※3)本当だって良いと 思えないの
アタシはまだ弱い虫
コントラクト会議
アタシはまた キミの中に堕ちていくの

(※1くりかえし)
(※2くりかえし)

出典: 弱虫モンブラン/作詞:DECO*27 作曲:DECO*27

このままだと良くないと思っている主人公。

でも、主人公は弱気になってしまって、具体的なアクションは起こしていない状態なのでしょう。

自分のことを弱虫(=弱い虫)と表現し、頭の中でぐるぐると会議してしまっている様子が読み取れます。

コントラクトとは、契約のことを指します。

つまり契約とは、恋人関係のことを指しているのでしょう。

そして、悩み続けた結果いつも「やっぱり君と恋人関係に戻りたい」という結論にたどり着いてしまうのだと思います。

好きな人への想いを捨てることができず、アクションを起こすことができない…。

そんな人はきっと多いのではないでしょうか。

この歌詞の主人公の気持ちは、多くの人に当てはまる心情だと思います。

2番~ラストの歌詞

現実逃避をしたいけど…

麻酔をかけてよ 火照る内声

出典: 弱虫モンブラン/作詞:DECO*27 作曲:DECO*27

君のことを考えすぎて、疲れ果ててしまった主人公。

ここで登場する麻酔とは、現実逃避を表しているのでしょう。

現実逃避をして、何もかも忘れてしまいたいと思っていることが伝わってきます。

しかし、どんなに現実逃避をしても、君のことが好きだという想い(=内声)を捨て去ることはできないのです。

甘い気持ちを抱えている主人公

本当だって良いよ 戻れないの
アタシはまた怖くなる
モンブランは甘味
裸足のまま その甘さに溺れたいの

出典: 弱虫モンブラン/作詞:DECO*27 作曲:DECO*27

別れたことを後悔しどんなに悩んでも、主人公と君の関係を元に戻すことはできないのでしょう。

主人公には未練があるけど、君は未練を感じていないかもしれません。

関係を修復しようとしたら、君に嫌われてしまうかも…と弱気になっている様子が読み取れます。

また、モンブランとは「主人公が抱えている甘い気持ち」を表現していることが分かります。

現実的に考えれば、君との関係を修復することが難しい…。

しかし、主人公は現実逃避をして「もしかしたらまだ希望があるかも」という甘い考えを捨てることができないのです。

淡い期待を抱くけど…

想天キミがいる 淘汰消えていく
もうアタシは キミに伝えられない。

出典: 弱虫モンブラン/作詞:DECO*27 作曲:DECO*27

この曲では「想天(そうてん)」のことを「そうだ」と読ませています。

想天とは、欲を持っていることを指す言葉。

主人公は「君のことが好き」という気持ち=だと思っているのかもしれません。

本当はこんなことを願ってしまってはいけない…。

なのに、願ってしまう自分は欲にまみれた人間。

そんな気持ちを抱いているようにも見えますね。

「そうだ私には君がいるじゃないか」という淡い期待を抱いている主人公。

しかし、君を目の前にしてしまうと、そんな淡い期待は一瞬で吹き飛んでしまうのでしょう。

君のことは大好きだけど、想いを伝えることは難しいと弱気になっている様子が読み取れます。

いっそのこと死んでしまえば…

「君が死ねばいいよ 今すぐに」

(※3 くりかえし)

出典: 弱虫モンブラン/作詞:DECO*27 作曲:DECO*27

主人公は「君との関係を修復したい」とどうしても願ってしまいます。

きっと君が生きている限り、主人公はこの気持ちを捨てることはできないのでしょう。

いっそのこと、君が死んでしまえば「関係を修復したい」という気持ちにも諦めがつくのに…。

そんな極端な考えをしてしまう主人公。

そのくらい主人公は切羽詰まっているのだと思います。

主人公に気持ちを聞けない理由