僕に君がくれた大切なもの
僕がここに忘れたもの 全て君がくれた宝物
形のないものだけが 時の中で色褪せないまま
出典: 歌に形はないけれど/作詞:doriko 作曲:doriko
先述した「僕」が失ったもの、忘れてしまったもの。
それはどうやら大切な人がくれた、たくさんの宝物でした。
けれどそれは、物として形のあるものではありません。
2人で過ごした何気ない日常、2人で見た綺麗な青い海。
形には残らない思い出や記憶も、そんな宝物の1つでしょう。
またそんな思い出の中で、「君」がくれた暖かな言葉、そして「僕」を支えてくれた歌。
それらも、もしかしたら宝物の一部なのかもしれませんね。
自分の歌を大切な人に届けたい、自分の歌で大切な人を救いたい。
もしかしたら、彼はそんな気持ちをいつしか忘れてしまっていたのかもしれません。
その気持ちを思い出した時、きっと大切な人とのかけがえのない宝物を、思い出すことができたのです。
歌や音楽の力を、僕は信じているから
何度だって、この気持ちを思い出そう
透通る波 何度消えてしまっても
砂の城を僕は君と残すだろう そこに光を集め
僕は歌うよ 笑顔をくれた君が泣いてるとき
頼りのない僕だけれど 君のことを守りたい
出典: 歌に形はないけれど/作詞:doriko 作曲:doriko
大切な歌への、音楽への思いを取り戻した「僕」。
もしかしたら、これからもどこかでそんな大切な思いを見失いそうになることもあるかもしれません。
けれど「君」と過ごした、大切な日々がある限りきっと大丈夫。
何度見失ったって、彼はこの大切な思いを取り戻すことができることでしょう。
彼は、自分のことを決して頼りになるような人間ではないと思っているようです。
けれど、「君」を守りたいという思いの強さは誰にも負けない、という強い気持ちを持っています。
この歌で、今日も誰かを支えられたら
遠く離れた君のもとへ この光が
空を越えて羽ばたいてゆく そんな歌を届けたい
僕が送るものは全て 形のないものだけど
君の心の片隅で 輝く星になりたい
出典: 歌に形はないけれど/作詞:doriko 作曲:doriko
「僕」のこの思いが、遠いところにいる「君」にも届きますように。
そんな思いを込めて、今日も彼は歌い続けています。
目に見えない形のない、歌という贈り物。
けれどそれは確かにそこに存在して、今日もどこかの誰かに大きな勇気や力を与えているはずです。
歌を歌う、音楽を作る人々にとって、きっとこの曲に込められた思いは多くの人に共通するものでしょう。
自分の作った歌や曲が、今この瞬間も世界のどこかにいる人の救いとなりますように。
そう願いながら、彼らは日々音楽を紡いでいるのです。
最後に
いかがでしたか?
本日はdoriko feat.初音ミク【歌に形はないけれど】の歌詞について解説致しました。
この歌が、音楽が、きっと誰かを支える光になる。
そんな音楽に込められた強くも優しい思いが表現された1曲となっていましたね。
これからもきっと歌や音楽は、世界中の人々にとって支えや救いとなってゆくことでしょう。
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