星屑ビーナス(Aimer) は○○を歌っていて切ない・・・。ドラマ主題歌にもなった今作を徹底紹介♪

最後の言葉を言ってしまえば、そのあとは別々の道を歩むことになります。

彼のことを思って最後くらい笑顔で接しようと思っている女性もやはり未練が残っていて、最後になにを言ったらいいのかわからないのでしょう。

どうしたらいいのかわからない、そんな女性の辛い気持ちがよく表れています。

「強がりではない」と言って笑っておきながらも、やはり少し強がってしまっているのがこの歌詞から読み取れます。

「私は強いからあなたがいなくなっても大丈夫」というのは相手に伝えているとも取れますが、自分に言い聞かせているのだとも解釈することができます。

後に"「ゴメンネ」ってもう言わないで　ツライから"と続くことからも、やはり顔で笑っていながら心で泣いている女性の心情が伺えます。

ここでいう「一番きれいな私」というのはおそらく容姿のことではないでしょう。

彼にとって「印象のいい自分」、つまり「笑顔の自分」のことを「一番きれいな私」と言っているのです。

「これまで泣き顔もたくさん見せたけど、最後はこんな風に笑っているのだから、今の私を覚えておいてね」というようなメッセージが込められているのでしょう。

「星屑ビーナス」は大部分の歌詞を見る限り、悲しい別れ際の男女の様子を描いています。

また、合間に切ない女性の気持ちも挟み込まれているので、胸が苦しくなるような歌に仕上がっているかと思いきや、1番とラストのサビにある1文で女性は未来への希望を抱いていることもわかります。

「次の出会いならすぐそこに」というのは、もちろん「自分はまたすぐ次の相手に出会えるはずだ」という意味もあるでしょう。

それと同時に、「あなたの幸せも願っているよ」というような彼に対するメッセージとも受け取ることができます。

Aimerの楽曲の中でも少し雰囲気の異なる「星屑ビーナス」は、女性の様々な思いを感じ取ることができるバラードソングです。

悲しいだけの曲というわけでもなく、暖かなメロディーに合う「前を向きたい」という希望あふれる歌でもあるので、ぜひ何度も聞いて曲の雰囲気に浸ってみてください。