Fling Posseの世界観に酔いしれる

幻想的でおしゃれな楽曲

今回ご紹介する楽曲は、ヒプノシスマイクFling Posseが歌う『Black Journy』。

幻想的でおしゃれなメロディー、力強い意志を感じられるラップが特徴的です。

ヒプノシスマイク”とは、EVIL LINE RECORDSが手掛ける音楽プロジェクト。

男性声優たちのイケメンボイス、そして活舌の良い高速ラップや低音ラップにも注目です。

楽曲制作には、HIPHOP界の重鎮や有名アーティストも参加していますよ。

物語の舞台となるのは、”女性が覇権を握る世界”。

武器は排除され、代わりに人の精神に干渉するヒプノシスマイクが使われるように。

男性陣の各ディビジョン(イケブクロ・ヨコハマ・シブヤ・シンジュクなど)ごとのラップバトル。

そしてテリトリー争いなどの白熱したストーリー展開は見逃せません。

シブヤ・ディビジョンのチーム『Fling Posse』の三者三様の表現力にも注目して聴いてみてください。

3人が紡ぐ物語にも注目!

ヒプノシスマイク【Black Journey】歌詞を考察!影はなぜ笑う?旅を続ける理由を読み解くの画像

シブヤ・ディビジョンを代表するチーム、Fling Posse。

ファッションデザイナーの飴村 乱数(あめむら らむだ)、作家の夢野 幻太郎(ゆめの げんたろう)。

ギャンブラーの有栖川 帝統(ありすがわ だいす)から成るアーティスティックなチームです。

また、ヒプノシスマイクの魅力のひとつである、1人1人にスポットを当てた切ないストーリーにも注目。

秘められた思いや温かな友情に触れると、より楽曲への理解が深まります。

ファンの間で『Black Journy』は、志賀直哉の小説『暗夜行路』からきているのでは?という声も。

主人公が小説家、そして幻太郎も作家…。

重なる部分を考察するのもまた面白く、引き込まれるものがあります。

歌詞をピックアップ!

先の見えない旅に抱く不安

俺の影がまた笑っている
誰のための人生だろう、虚しさだけ
行き場のないこの思いを
飴みたいに噛み砕いてしまえたら
なんて 星に願っても…
変わりはしないのに

出典: Black Journy/作詞:たなか 作曲:ケンカイヨシ・たなか

長く伸びる影にもう1人の自分を重ね合わせ、”何のために生きているのか”を問う。

そんな切ない歌詞が印象的な歌い出しです。

1行目の歌詞の印象がとても強く、黒く濃い影と、心に潜むダークな部分

その2つを重ね合わせているのかもしれません。

 6行目の歌詞から考察するに、変えられない運命を嘆いているようにも感じ取れます。

そして、星の光と暗い影、対照的な表現が美しいのもポイント。

乱数を連想させる””も、グッと楽曲の世界観に引き込みます。

自らの手で切り開いていく

俺のため?
誰のため?
あの日のため?
明日のため?
ボクのため?
誰のため?
あの日のため?
そうさこの旅は俺らのために

出典: Black Journy/作詞:たなか 作曲:ケンカイヨシ・たなか

先の見えない、真っ暗な旅の目的は?

それは、自分たちの未来のため

刹那をともに生き、そして精一杯を尽くす。

それぞれにさまざまな想いが交錯する中で1つになった強い意志と、旅への決意が感じられるパートです。

命をかけた壮大な旅

冷静と情熱の狭間

命賭ける ことの快感 バグっちまった脳
熱狂の裏に住まう冷静 My life
デイトレーディング Simply 媒介
Daydreamer 何故か気づけば
増えたダイス 隣に座ってる 俺らサバイブ
最終列車 動き出した
このチケット手放すんじゃねえぞ

出典: Black Journy/作詞:たなか 作曲:ケンカイヨシ・たなか