林部智史【ごめんね・・・】MVからカバー曲の魅力を解説！名曲に新たな息吹が吹き込まれる瞬間は必見

林部智史さんのボーカルの特徴は、なんといっても繊細で甘く包み込むような歌声です。

また、『ＴＨＥカラオケ★バトル』述べ13回出場のうち100点満点を4回叩き出す音程の正確さとテクニック。

特に音程の正確さは、林部智史さんのボーカルの心地よさの特徴のひとつと言って良いでしょう。

これは2018年時点で破られていない、史上最多満点記録です。

『ＴＨＥカラオケ★バトル』で数々の名曲を歌ってきた林部智史さん。

初のカバー曲集『カタリベ1』から『ごめんね・・・』をMVとともに紹介します。

「カタリベ」とは「語り部」のこと。

古くからの言い伝えや物語、神話を次の世代に語って聞かせて伝えていく役割の人のことです。

2018年10月3日リリースの『カタリベ1』。

このアルバムでは、後世に歌い継ぎたい全12曲をカバー。

林部智史さんの「泣きの貴公子」と呼ばれる歌唱が生かされた選曲です。

『ごめんね・・・』は1996年に「火曜サスペンス劇場」の主題歌としてリリースされました。

オリコンチャートでは、最高18位とトップ10にも近づかなかったのに100位以内には47週というロングセラー。

爆発的ヒットではないけれど、ずっと愛され続けている曲と言えるでしょう。

さらには、2016年のNHK紅白歌合戦で高橋真梨子さんがこの歌を歌いました。

発売から20年を経て、NHK紅白歌合戦で歌われましたがよくよく聴いてみるとかなり歌詞が過激です。

サスペンスドラマの主題歌だからこその歌詞と言えます。

女性がパートナーを裏切ってしまい後悔している歌詞。

それを女性が作詞し歌うということは驚きです。

高橋真梨子さんの透明感のあるボーカルだからこそ、嫌味にならず受け入れられたのでしょう。

カラオケでは、特に40代から50代の女性に人気のこの曲。

この歌詞を林部智史さんがどう歌っていくのか気になりますね。

林部智史さんの圧巻の歌唱を見ながら、歌詞を紐解いてみましょう。

暗闇にステージが浮かび上がります。

ステージ上に楽器が見え、静かにイントロが始まります。

歌が始まると林部智史さんの表情がアップになり、暗闇に浮かび上がります。

ここではまだ何が起こったのか明かされません。

大好きなパートナーを傷つけてしまったという後悔の気持ち。

謝りたいのに涙で謝罪の言葉すら出てこない、どうやって謝ったらいいのかわからない。

ただただ、混乱している様子が描かれます。

この歌詞を林部智史さんは寄り添うように、とても静かに淡々と歌います。

歌唱に合わせるように、伴奏も控えめで林部智史さんのボーカルが際立っています。