歌詞というより文学作品

椎名林檎【おこのみで】歌詞の意味を独自考察!あなた好みの女性を演じる私…そんな自分を嘲笑っている?の画像

いずれにしてもこのアルバム「加爾基 精液 栗ノ花」は椎名林檎の音楽的地位を確実に押し上げます。

このアルバムへの共感は歌詞への没入感よりも進化したサウンドへの驚きの方に向いていくもの。

旧仮名遣いでの歌詞の導入はダイレクトな理解にクッションを置くような効果をもたらしました。

椎名林檎は元々クラシック音楽への造詣が深い人です。

現代の様々な音楽と較べてクラシック音楽では「歌詞はどうか」ということにそれほど関心を向けない。

椎名林檎はクラシック音楽にあるような「歌詞が消費されない」仕組みへの憧憬があったのではないか?

アルバム「加爾基 精液 栗ノ花」収録曲に関しては特にそう感じます。

歌詞として消費されたくない

一遍の文学作品として鑑賞して欲しい

そんな気持ちの顕れを感じて仕方がないのです。

斯様にとっつきにくいものではありますが「加爾基 精液 栗ノ花」収録曲の歌詞は鑑賞する醍醐味があります。

インスタントに消費するのではなく歌詞を一遍の文学としてしっかりと向き合っていただきたいです

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

OTOKAKEで振り返る「加爾基 精液 栗ノ花」

怪異現象二部作について

OTOKAKEには椎名林檎の関連記事がいっぱいあります。

中でも「加爾基 精液 栗ノ花」収録曲の怪異現象二部作をご紹介。

ポルターガイスト」「ドッペルゲンガー

対になっている作品です。

どうぞご覧ください。

椎名林檎の「ポルターガイスト」は彼女の3枚目のスタジオ・アルバム「加爾基 精液 栗ノ花」の10曲目に収められています。アルバムの中で対となるように配置された「ドッペルゲンガー」と同じく怪異現象をタイトルにしました。椎名林檎による仕掛けが施されたこの歌の歌詞を紐解いてみましょう。

椎名林檎の「ドッペルゲンガー」は彼女の3枚目のアルバム「加爾基 精液 栗ノ花」の2曲目に収録されています。ドッペルゲンガーという怪異現象をタイトルに据えたために様々な逸話がまとわりついているのです。この曲の歌詞を独自に紐解いてみます。

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