アルバム表題曲『ライカ』をチェック!
今回ご紹介する曲は藤川千愛の『ライカ』です。
同名アルバムのリード曲として、すでにライブで披露されています。
ちなみにこのアルバムにはお笑い芸人ノブ(千鳥)が作詞を手がけた『あの日あの時』も収録されています!
歌手/2019年5月にフルアルバムをリリース。TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』エンディングテーマを担当。 ▷楽曲 https://nippon-columbia.lnk.to/9GTDu ▷ライヴinfo @chiai_staff ▷オフィシャルHP https://fujikawachiai.com
藤川とノブは同郷なのだとか……。
ぜひアルバム「ライカ」もチェックしてみてくださいね!
ライカ【通常盤】 | ディスコグラフィ | 藤川千愛 | 日本コロムビアオフィシャルサイト
藤川千愛のライカ【通常盤】の詳細ページです。CD・DVD・動画の視聴・購入ができます。
『ライカ』は偉大な犬だった!
強がって「可能性」を見て見ぬふり
可能性なんて言葉にすがるほど
絶望的な状況だって
涙なんて飲み込んであたし笑うの
出典: ライカ/作詞:藤川千愛,高橋花 作曲:藤永龍太郎 (Elements Garden)
普段の生活で「可能性」を口にするのはどんなシーンでしょうか。
「雨が降る可能性が高い」「やむを得ず変更となる可能性がある」「成功する可能性は限りなく低い」
全てに当てはまらないとしても、比較的ネガティブな確率を示すのに用いられます。
またはポジティブな確率であっても、限りなく数値が低い場合にも使われますね。
この歌詞ではおそらく後者なのでしょう。
「ほんの1%でも可能性があるのなら」「可能性はゼロじゃない」
例えば亀裂が入った恋人との関係性を指していたら、苦しいですね。
どんでん返しでも起きない限り形勢逆転はありえません。
終わりに向かう苦しみで泣きたくなるかもしれません。
しかしこの曲の主人公は強がってしまうようですね。
穴を埋めるよりも穴を開けないこと
このセクションの歌詞で、彼女が置かれている状況がはっきりします。
やはり別れの瀬戸際に立っているのですね。
結末を知らない「ライカ」は幸せだった?
終わりの始まりに気付いて
もうどれくらいたつの?
おざなりなキス ちぐはぐなセックス
慰めにもならない『好き』のセリフ
出典: ライカ/作詞:藤川千愛,高橋花 作曲:藤永龍太郎 (Elements Garden)
どんなに鈍感な人でも別れの気配を感じ取れるぐらい、相手の態度に「想い」が感じられないのでしょう。
こんな状況が長く続いているにもかかわらず、彼女は万にひとつの可能性を信じてしまっているようです。
さて、タイトルにもなっている宇宙犬ライカとはどのように重なるのでしょうか。
ライカは宇宙に行くために地上で様々なトレーニングを積んだはずです。
その最中、自分が宇宙に飛ばされてしまうことなんて想像していなかったでしょう。
結末を知っていながら笑うことと、結末を知らずに笑うこと。
どちらが幸せなのでしょうか。