好きな相手にずっと笑っていて欲しい、幸せになって欲しいと考えるのはごくごく自然なこと。
しかしここでは「一緒にいて欲しい」や「ずっと笑っていて欲しい」ではなく、「笑わせたい」という表現になっているんです。
これって「自分が彼女を幸せにするんだ」っていう、積極的な想いの表れですよね。
恋をしているときって、ついつい相手に「してほしい」と多くを求めてしまうもの。
それに対して主人公が相手を幸せにしたいという、純粋な気持ちを持っているんだということが伝わってきますね。
難攻不落な彼女
しかし、どうやら彼女は難攻不落な模様。
簡単に手に入れられる恋ではなさそうです。
クールビューティな女性とあっては、心を開いてくれるのにも時間が掛かりそう。
そういう知的な雰囲気の人って、付き合うまで難しくても、不思議と惹かれるものがあるんですよね。
簡単に手に入るのは面白くないということでしょうか…。
なかなか上手くいかない…それでも笑わせたい、幸せにしたい。
主人公は恋を実らせることが簡単ではなくても、諦めずに突き進もうとしているのです。
ピンボールみたいな気持ち
恋する気持ちはまさにピンボールのよう。
相手の振る舞い一つで落ち込んだり、舞い上がったり…。
人を好きになると、とても冷静ではいられないんです。
自分がどんなに思い悩んだところで、相手の気持ちは相手次第。
そんなこと重々わかっているんですが、考えだすと歯止めが効かなくなるのがもどかしいですよね…。
言いたいことはあったはずなのに…
(伊野)
ポップでハッピーなふたり
(全員)
いつだって Yeah! Yeah! Yeah!
トキメ キFlavor
(山田)
甘フワな時間を 君と…
(有岡)
クセになっChau#
(全員)
止まらない One more time
My sweet パーティーチューン!
(有岡)
君の視線まるでレーザービーム
目と目 ビビッと エレクトリック
(光)
シビれちゃってうまく言えない
今日も進展ナッシング No way!
出典: Chau#/作詞:藤林聖子 作曲:岩崎貴文
彼女の視線をレーザービームと表現しているのが印象的ですね。
これは「目が合えば言葉も出なくなってしまう」みたいな状況を表わしたもの。
伝えたい言葉はたくさんあるのに、相手を目の前にすると言葉が出てこない…そんな風に思ったことは誰だってあるはずです。
結局何も話せなくて、なんの進展もなくて…そんな状況の中、相手から発せられる言葉というのは強大な威力を持っています。
相手は何の気なしに言った言葉でも、その意図が気になってしまって余計何もできなくなる…悪循環ですね…。
苦難の日々に見出したものは
(髙木)
何気ないひとことで
(岡本)
Up downしてるこの感じ
(知念)
悪戦苦闘 楽しんじゃえ
(有岡)
膨らんでくこの想い
(全員)
すぐに Kiss! Kiss! Kiss!
派手になってっChau#
(薮)
デコレートされてく気持ち
(全員)
騒げ わいわいわい!
絶対終わらない
(中島)
みんなが夢中 カーニバル!
出典: Chau#/作詞:藤林聖子 作曲:岩崎貴文
悪戦苦闘も楽しんじゃえ!
「Chau#」の歌詞は楽曲の雰囲気通り、前向きなものが多くなっています(恋はなかなか上手くいかないんですが…。)。
その中でもこの部分は特に印象に残るのではないでしょうか。
上手く進まない恋愛も、気持ちが落ち着かない毎日も「楽しんじゃえ!」という前向きな捉え方をしているんです。
思い通りに進まないことまで楽しめるのなら、もうこっちのもの。
どんな状況だって乗り越えられる気がしてきます。
そういう気持ちで挑めば例え恋が実らなくても、充実したものだと思えるのではないでしょうか。
不安からの切なる願い
(全員)
Everybody Jump! Jump! Jump!
ハジけ 飛んでっChau#
(伊野)
ポップでハッピーなふたり
(全員)
いつだって Yeah! Yeah! Yeah!
トキメ キFlavor
(山田)
甘フワな時間を 君と…
(有岡)
クセになっChau#
(全員)
止まらない One more time
My sweet パーティーチューン!
(山田)
僕じゃない恋には
もう出逢わないで
出典: Chau#/作詞:藤林聖子 作曲:岩崎貴文
ここで、「これからは自分以外の誰とも恋に落ちて欲しくない」という想いが語られます。
「出逢わないで」と歌われているのは、誰か他の人と出会ってしまえば自分から興味が離れてしまうからですよね。
好きな人が他の異性と話しているところを見ると、とても苦しかったりするものです…。