「君色思い」とはどんな曲?

「君色思い/SMAP」の歌詞は林田健司が担当した?!アニメ『赤ずきんチャチャ』のOP曲【動画あり】の画像

『君色思い』は1994年に発売された、SMAP11作目のシングル。リーダーである中居正広のソロから始まるラブソングです。

非常に楽しげな曲調なのですが、その歌詞はすれ違う二人の心を歌っており、失恋ソング的な面も感じられる大人な名曲ではないでしょうか。

発売時期が1994年ということでメンバーもかなり若く、まだまだ荒削りな面もありますが、そこも魅力的で、SMAPのベストソングに挙げる人は今も多い様です。(筆者も想い出補正含め大好き)

中居正広のソロが有名で、そこが色々話題になる『君色思い』ですが、実はDパートに香取慎吾によるソロパートもあります。隠れがちですが、とても良い部分なので、ぜひお楽しみ下さい。

カップリングは『忘れないでよ』でこちらも名曲です。

歌詞がとっても切ない

『君色思い』の歌詞はとても切ないラブソングとなっており、まだまだ若かったSMAPが歌うには少し早すぎた感もある曲です。

歌詞の内容としては切ない別れの予感から始まり、そしてお互いに素直になれないという気持ち、その解決方法と意気込みから成り立っています。

視点としては男性からの視点になるのですが、恋愛において素直になれないというのは、性別に関係がありません。

そして、それを乗り越えるのはお互いに気持ちということで、とてもストレートなラブソングではないでしょうか?

何が悲しくて泣いてるのか
気づかない僕を許して

心ごと体ごと ぶつかり合えたら
二人このまま 変わって行ける

出典: http://animesongz.com/lyric/117/293

2つの話題に注目!

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『君色思い』といえば2つの逸話が存在しています。その1つとしては中居正広による導入ソロパートです。

当時はあまりお世辞にも歌が上手いとは言えない彼だったので、バラエティ番組「笑っていいとも」などでネタにされ、バージョンによってはギター演奏に変えられたりしています。

現在は実力もついており、ライブなどでソロを披露。のちの動画で確認できますので、ぜひ聞いてみて下さい。

もう1つの逸話は、『君色思い』のSMAP以外が歌っているバージョンの存在です。

1つは作詞作曲をした林田健司によるセルフカバーで、もう1つは『赤ずきんチャチャ』で主役を務めた鈴木真仁(すずきまさみ)によるもの。

そして、レコード会社の契約関係によって生じたLD・DVD限定の沢田聖子版です。

歌い手はそれぞれ違いますが、どれも素晴らしい魅力を放っています。

作詞・作曲は林田健司

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ジャニーズのグループは基本的には全て楽曲提供を受けて歌っており、『君色思い』も同様で作詞・作曲シンガーソングライターである林田健司です。

林田健司は1984年にSHERRYでデビュー。宝石店や化粧品のタイアップCMなどに採用されるなど、セクシーな歌声が特徴になります。

他にもビールやバラエティ番組のEDなど、幅広い活躍をしており、同時に多数の楽曲をほかのアーティストなどにも提供。正に日本を代表する作詞・作曲家です。

SMAPには他にも楽曲提供しています

林田健司はSMAPの専属契約レコード会社であるビクター所属ということで、SMAPと縁があり、『君色思い』以外にも楽曲提供を行っています。

作品は「$10」「KANSHAして」「青いイナズマ」と、誰もが聞いたことのある名曲ばかり。特に30代前後の人なら必ず耳にしたことがある曲です。

なお、他のジャニーズアイドルにも楽曲提供をしているので、ジャニーズファンなら彼の曲を一度は聴いているはずです。ほかにはKinki Kids関ジャニ∞、ABC-Z、タッキー&翼など。

アニメ『赤ずきんチャチャ』はどんなアニメ?

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『君色おもい』がオープニングテーマとなっていたアニメ『赤ずきんチャチャ』は、りぼんに連載されていた同名の漫画が原作です。

作家は彩花みん。1992年から2000年までの8年間連載され、全94話、単行本13巻と人気のあるギャグ漫画でした。

アニメは1994年から翌年の1995年まで放送されており、全74話となっています。

少女マンガからのアニメ作品ということで、当初は女児をターゲットにしていたのですが、元の漫画譲りのギャグを披露することで男児にも人気があり、当時の子どもなら一度は見たことがあろう作品となっています。

香取慎吾が声優に挑戦!

アニメキャラクターの声を声優以外が勤めるのは、最近では珍しくなく、賛否はあれどよく耳にします。

しかし、『赤ずきんチャチャ』が放映されていた当時では珍しく、香取慎吾が主人公チャチャの友達リーヤの声を担当したのはかなり話題になりました。

本業ではないということで、心配する声も多かったのですが、意外や意外かなりのハマり役で、違和感どころかキャラクターイメージそのままの好演!

誰しもが納得できる見事な演技を披露してくれました。

原作漫画と内容は違います