Wash Your Handsが生まれた背景

誰とも会えない日々が続く

「Wash Your Hands」が発表された2020年は、全世界的に新型コロナウイルス感染症が蔓延しました。

こちらの感染症は非常に感染力が強く、予防する手段は人と接触しないこと

そのためソーシャルディスタンスやイベントの中止などで人とのつながりが希薄になりました。

そして病気の予防のために衛生面の強化が声高に言われるようになります。

そのなかにマスクや加湿などいろいろありますが、やはり手洗いが基本

ただしっかり手を洗うとはいっても、正しい知識を持っている人は少ないです。

そこで数え歌のように覚えやすい楽曲が必要だったわけです。

手洗いを意識してしまうMV

そして登場したのが今楽曲「Wash Your Hands」。

MVではメンバーがこの楽曲で手を洗う流れを紹介しています。

文字だけでもわかりやすいですが、こうして目でみて楽しみながら洗えるのは重要ですね。

ただこれはがメインというより、ジャニーズ全体が主体となって手洗いを広げています。

人との接触ができなくなった今、悲しんでいるのはジャニーズも同じ。

コロナが落ち着くまでみんなで生き残って、再び集まれる日を夢見る。

ジャニーズの日本人全体への思いがここに感じられます。

実は作り込まれた楽曲

嵐【Wash Your Hands】歌詞の意味を解釈!何をお祈りする?おまじないで叶えたいことに迫るの画像

韻を踏んだ耳に残りやすい歌詞構成

「Wash Your Hands」はわかりやすいタイトルからも、子供から大人まで親しみやすい曲です。

そして一度聴いてみるとわかりますが、頭のどこか片隅に残ってしまう中毒性があります。

口ずさみやすいメロディとテンポで構成され、歌詞はどの部分においても手やwashで韻を踏んでいる。

普通はここまでやりすぎるといやらしいものですが、曲の目的がはっきりしているので嫌らしくならない。

しかも同じようなメロディで繰り返されるので、一度聴いただけで何度も聴いたような気分になり覚えやすい。

手を洗うときに思わず口ずさんでしまうような中毒性があります。

そう、ただの手洗いの歌のはずなのに蓋を開けるとすごく計算された楽曲なのです。

作詞作曲は、誰もが知るあの曲を生み出したコンビ

「Wash Your Hands」を聴くと「子供向けの教育音楽かな?」なんて印象を持ってしまいます。

実際に聞くとその中毒性にやられてしまうわけです。

それもそのはず、実はこの楽曲は松井五郎さんと馬飼野康二さんという名コンビ。

あの日本国民なら誰もが聴いたことのある「勇気100%」を制作したコンビの作品なのです。

少し楽曲を解説しましたが、あの単調なように聞こえて様々なところに仕掛けが組み込まれている。

そして手を洗うときに思わず口ずさんできれいに洗ってしまう。

僕らが思いがけずに正しい手洗いができる仕掛けが、この曲には込められているのです。

思いやりをみんなへ

はじめまし手
よろしくし手
よくまわし手
おいのりし手
おまじない手(で)
にぎりしめ手

出典: Wash Your Hands/作曲:馬飼野康二 作詞:松井五郎

世界中の気持ちをつなぐ

この歌詞には人とのつながりを願う想いが詰まっています。

「はじめまして」や「よろしく」などは、人とのつながりをつくる挨拶です。

例えばのファンとして同じ想いを持つ人たち。

そんな人がコンサートなどで出会ったなら、すぐ仲良くなれるはずです。

そうしてファン同士の繋がり、輪が広がっていきます。

そんな時、この一節があればかんたんに繋がりができそうですね。

その他にもお祈りやおまじないという言葉も出てきます。

こちらはコロナウイルスによって分断されたつながりがまた戻るように。

そして再びイベントなどで対面が実現し、手を合わせられるような世界が来る願いがあります。

新型コロナの収束、そしてより輪が広がるように

そんな想いがここには感じられます。

手が心を表す