DAOKOの「ダイスキ with TeddyLoid」のアンサーソング

【ダイキライ feat. ちゃんみな/TeddyLoid】大迫力のちゃんみなに圧倒されるMVが凄い!の画像

対極的な存在である「ちゃんみな」と「DAOKO」

「ダイキライ feat. ちゃんみな」はDAOKOの「ダイスキ with TeddyLoid」をリメイクし、アンサーソングとして制作されました。

黒髪パッツンで物静かで凛とした印象のDAOKO

その対になるかのごとく、金髪巻き髪でパワフルな印象のちゃんみな

「え?ちゃんみなが!?」

思いがけないアンサーソングのセレクトに、筆者は鳥肌が立つような感覚を覚えました。

専門学校HALのCM「嫌い、でも、好き」篇で既に「ダイスキ with TeddyLoid」を知っていた方も多いのではないでしょうか?

DAOKOのイメージで印象付けられていた楽曲だったのが、いい意味で裏切られた感覚

いずれも日本のラップ界で今勢いのある素晴らしいアーティストです。

さらに、それぞれ似た時期に注目を集めるようになり、若くして成功を収めている点でも共通点があります。

ところがビジュアル、性格、曲の世界観ともに対極的。

2つの曲のMVを見比べてみましょう。

リメイクとは思えない「ちゃんみな節」

イントロは同じはずなのに、歌が入った瞬間に曲調がガラッと変わりますね。

特にラップの部分が始まると一気にちゃんみな節が発揮されます。

この楽曲ではDAOKOのウィスパーヴォイス(ささやき声)と逆のシャウト(叫び声)を多用しています。

DAOKOでは「大好き!」と儚げな声で言うところを、ちゃんみなは「大嫌い!」と思い切り叫びます。

すごくカッコいいですね。

ちゃんみなは包み隠さない人柄が魅力なんだと思います。

プラスな感情もマイナスな感情も、全てを自分として肯定している印象。

そこが若者の人気を集めている理由の一つなのかもしれませんね。

TeddyLoidの作る楽曲の魅力

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ここまで、ちゃんみなの魅力について語りましたが、この魅力を捉え、引き出しているTeddyLoidの素晴らしさでもあります。

いずれの楽曲も作詞はDAOKOやちゃんみなが行い、TeddyLoidはサウンド作りを担当。

DAOKOの時はクリーンな音色を織り交ぜて声と調和させていました。

ちゃんみなのパワフルな歌声には「ダミ声」的な要素がありますよね?

「ダイキライ feat. ちゃんみな」ではちゃんみなの歌声に合わせるように、バックの音楽も歪みが増します

TeddyLoidは数々のアーティストとコラボをしていますが、声を活かしつつ独自のサウンドを生み出すのが魅力。

ゴテゴテなエレクトロニクスサウンドなのに、アーティストの特徴もよく捉えているんですね

「ダイキライ feat. ちゃんみな」MVの魅力

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シンプルな演出

暗闇の中でちゃんみなにスポットライトを当てて展開されるMV

倉庫のような背景がたまに見えますが、どんな部屋なのかほとんど分かりません。

そして、TeddyLoidがDJする姿も同時に進行します。

TeddyLoidの時折見せる手振りや真っすぐな視線に引き込まれます。

このシンプルな構成から「ちゃんみな、TeddyLoid、スポットライト、機材の光」の4つのみで演出がされます。

ちゃんみなのビジュアルに注目

かなり明るいブロンドヘアにブルー目、真っ赤なリップに、真っ白な肌。

西洋人のような色合いで統一していますね。

明るい髪色や肌色が暗闇の中で照らされ、とても映えて素敵

また、濃いアイメイクやリップメイクはちゃんみなの表情の変化をより分かりやすくしていますね。

背景のほとんどない映像でも、ちゃんみなの豊かな表情MVの世界に引き込んでくれます。

すごい存在感。

そして、髪をアップにしているところにも注目。

隠そうとする人が多いエクステのつなぎ目を大胆に見せています。

この固定概念を打ち破る感じがちゃんみならしいのではないしょうか。

歌詞の世界観に迫る

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対極的な最初のフレーズ