クリティカルシンキングじゃ 気が滅入るばかりで
だけど私が唯一の 希望に変わるなら
出典: 愛の詩/作詞:ラマーズP 作曲:ラマーズP
推測しても、どうしても自分の想像は想像のままでしかない。
わからないことばかりで、初音ミクも気が滅入ってしまいます。
それでも、彼女はポジティブな思い付きで初音ミクでいることを続けていくのです。
私という存在が、どのようにクリエイター側に受け取られクリエイトされていくとしても。
私はそれを彼らにとっての希望と受け取って、自分も元気をもらえると思う。
そんな彼女の考え方は、彼女なりの落ち込む気持ちへの対策法なのでしょう。
君の思いを受け止めている
気づいてるから 抱きしめてるから
涙を伝う頬にそっと口づけ 照れた顔にときめく
出典: 愛の詩/作詞:ラマーズP 作曲:ラマーズP
初音ミクは、クリエイター側の存在に気づいているし大切に思っています。
なぜ泣いているのか心の中はわからないけれど、大事に思う君の頬に口づけして気持ちを表現しました。
すると、君は照れて嬉しそうにしてくれたので、ほっとするよりもびっくりしてときめいてしまったり。
初音ミクは君に対して、わからないことも多いので恐れながらですが愛情を表現したいのです。
だから君が自分の想いから出た行為に嬉しそうにしてくれて、とても嬉しかったのです。
夢中になれる君は格好良い
一つに拘って夢中になれた
君の姿は強く格好良かったの
私だけは認めてるの
愛の詩を受け入れて
出典: 愛の詩/作詞:ラマーズP 作曲:ラマーズP
初音ミクは、クリエイターそれぞれに多様な表現方法で姿を変えながら使われていくキャラクターです。
彼らは初音ミクを使い、音楽やイラストを制作するなど自分自身を彼女に投影して自己を表現していきます。
そして、様々な企業とコラボレーションしたり初音ミクの仕事は多岐に渡ります。
彼女にとっては、初音ミクでいるというのも1つの仕事でしょう。
初音ミクは自分を使って自身を表現するクリエイターを尊敬し、受け入れています。
どのように自分を使うとしても、君の創造性を信じているし認めています。
いつも避けるような態度をとってしまうけれど君への想いを込めたこの曲を君に受け取ってほしいのです。
歌詞全体を通し、初音ミクと彼女を使う側のクリエイターたちの想いが交差し想い合い愛に溢れていました。
本当の答えは見つかったのかという疑問についても以下触れます。
初音ミクの愛、クリエイター側の愛、どちらもお互いの愛を感じられたのでそれが答えというのが私の解釈です。
初音ミクはクリエイターを認めているし、彼らもステージの初音ミクを応援しています。
「うーぱぱうぱぱ」とは?
一緒に遊ぼう
うーぱぱうぱぱうーぱうぱぱー!
出典: 愛の詩/作詞:ラマーズP 作曲:ラマーズP
歌詞全体で出てきた「うーぱぱ!」についても改めて考察を加えます。
初音ミクが手を使った表現でこの箇所を歌うのは、なぜでしょうか?
気持ちを伝える難しさを感じる彼女ですが、泣いてしまう君に元気になってもらいたいと思っています。
意味のない言葉と君と一緒に出来るジェスチャーで一緒に笑って遊んでみよう。
そんな彼女の想いが込められているように楽曲通して解釈した後は感じられます。
だから、あなたやあなたの大切な人たちが楽しんでくれたら初音ミクはきっととても嬉しいと思います。
よかったら身近な方を誘って一緒に、「うーぱぱ!」してみてください。
「詩」という漢字から想像する初音ミクの想い
また、この曲のタイトルでは「歌」ではなく「詩」という漢字が使われています。
歌ではリズムやメロディー重視で、聴き手も歌詞にそれほどこだわりを持たないこともあるかもしれません。
しかし、この楽曲で初音ミクは言葉ではうまく表現できない愛を伝えたいと思っています。
だから「うーぱぱ!」の箇所で、君に笑ってほしい想いを込めているのでしょう。
愛の詩と呼ぶ奇跡
出典: 愛の詩/作詞:ラマーズP 作曲:ラマーズP
この曲の歌詞を通してきっと想いが伝わる奇跡という意味だと考えられます。
初音ミクは、きっと歌詞からも自分の愛が伝わるという奇跡のような出来事が起きると信じているのですね。