新聞記事の少年は?

MOROHA【俺が俺で俺だ】MVを徹底解説!24時間限定で公開したってホント!?情熱的な歌が泣ける!の画像

MV映像に映し出されているのは古い新聞記事です。

よく見てみると、小学校5年の滝原勇斗君。

え?ということはMOROHAのボーカル?

そう、これは小学5年生の頃のMOROHAの滝原さんです。

おそらく本物の新聞記事でしょう。新聞には20年後の夢が描かれています。

その夢とは松井選手のようなプロ野球選手になること

どこで道を変更したのか分かりませんが、20年後の彼はラップを歌っているのが皮肉ですね。

20年前の自分に語りかける言葉とは?

20年前の自分が書いた作文を見るのはとても恥ずかしいことでしょう。

こんなこと書いたんだ~と後悔することもあるはずです。

そんな20年前の11歳の自分に向けて、MOROHA「夢は叶わねぇ」とズバッと言い切ります。

その爽快な語り口はまるで綾小路きみまろさん。次々と現れる絶妙な言い回しがクセになります。

はたから見れば音楽で成功した彼は輝いて見えます。

ほんの一握りの人しか活躍できない音楽の世界で活躍しているからです。

しかし彼はそうは感じていないようです。

「折れた俺」という言い回しからも彼が自分を負け組と考えていることが分かります。

でもそれも「俺」。

どんな「俺」でも誇りを持っていることも同時に感じられ、それがかっこいいのです。

夢と現実の狭間で

古い新聞記事をバックに、次々と新鮮な言葉たちによる曲が繰り広げられます。

皆さんは20年前、または子供の頃どんな夢を持っていましたか?

子供の頃に描いた夢が叶っているという人はそうそういないでしょう。

どちらかといえば今の自分と昔描いていた自分とのギャップに打ちひしがれている人の方が多いと思います。

でも、昔の自分が今の自分を見ていると考えるとなんだか奮い立たされる気がしませんか?

どんな気持ちで今の自分を見ているのか?

そう考えると悪くないなと感じることができる人もいるでしょう。

行き着いた場所は理想の場所とはかけ離れていても、そう思うことができれば合格点なのではないでしょうか。

夢が叶わないと悩んでいる人は、まずは今の自分を受け入れてみましょう。

どんな自分がそこにいても「俺は俺だ」と受け入れられること。

それこそが人生での成功といえるのかもしれません。

俺が行き着いた先は?

MOROHA【俺が俺で俺だ】MVを徹底解説!24時間限定で公開したってホント!?情熱的な歌が泣ける!の画像

「俺」が20年後に行き着いた場所とは一体どんな場所だったのでしょうか?

20年前の新聞記事をバックにした映像に、「昔の俺」をどうしても意識してしまいます。

その映像とともに流れる音楽には、「昔の俺」目線の言葉がチラホラ。

昔の自分が今の「俺」を見ていたら…そう考えながら観ていると涙が出ます。

今の「俺」はというと…。

今の自分を愛おしいと思えるところまでやってきたようです!

自分を探し求める「俺」。

「俺」の姿を見て目を疑うのは「今の俺」なのでしょうか?

はたまた「昔の俺」なのでしょうか?

最後は、結局は自分の枠を超えたものにはなれないという悟りのようなものが感じられます。

昔は松井選手のようなスターになるぞ!

と意気込んでみたものの、今でも舞台のそでで震えている自分がいます。

臆病な自分の心は20年たっても変わりようがないのです。

何年たっても「俺」は「俺」。

それでも「俺」なりに上手くやっている。

『俺が俺で俺だ』のMVは自分サイズで楽しむことの大切さを教えてくれるような映像でした。

夢を追いかけるのは難しい

人は夢を持て!や将来を考えろ!などといいますが、それができている人はどのくらいいるのでしょうか?

実際に人生を生きてきて感じることは、矢先のことだけ考えていること。

たいていの人はそれほど先のことなど考えずに生きているものです。

理想ばかりでは生きられない現実をズバッと言い当てるMOROHA。

刃のようにグサッと私たちの心を突き刺します。

今を一生懸命生きることの積み重ねが将来の自分。

よく考えてみると、子供の頃とそれほど変わっていないのかもしれませんね。

まとめ

MOROHA【俺が俺で俺だ】MVを徹底解説!24時間限定で公開したってホント!?情熱的な歌が泣ける!の画像

かわいい子供時代のMOROHAの姿が見れる『俺は俺で俺だ』MVについて紹介しました。

タイトルとのイメージとは違い、『俺は俺で俺だ』は等身大の自分を受け入れる謙虚な曲。

共感して涙する人も多いでしょう。

ユーモアたっぷりの言い回しも泣けますね。

この機会に尾崎豊さんの「僕が僕であるために」の記事もチェックしてみましょう。

『俺は俺で俺だ』となんとなく世界観が似ている気がするのでおすすめの曲です。

SMAPの5人が出演したドラマ「僕が僕であるために」をご存知でしょうか?26歳の若さで急逝した尾崎豊の「十七歳の地図」に収録された楽曲からタイトルがつけられました。そんな「僕が僕であるために」とSMAPの間に隠された秘密と、歌詞やカヴァーについてご紹介してきます。

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