先ほど「つまらない」と語った思考を踏まえた発言なのでしょう。

意識すべきは自分が「好き」かどうか。

なのに、他人にどう思われるかを気にして判断している。

この他人主体の思想がナンセンスだと歌っているのです。

極論、自分が楽しいと思えたらOKなんじゃない?

そう問いかけている気がします。

「自由」と「わがまま」には大きな違いがあるでしょう。

他人の「自由」を奪ってまで自分を優先するのが「わがまま」なのだと思います。

でも自分の「好き」と貫くことは決して「わがまま」ではありません。

とやかく口出しする人こそが、他人の「自由」を奪おうとする「わがまま」なのだと思います。

行動に移すことで世界が変わる

ここまで気づきを促す内容でしたが、次は「行動すること」を歌っています。

変化への第一歩を導いているのです。

「行動すること」で何が得られるのでしょうか?

口にしてみよう

Do you wanna play with me?
Say “I like it”, You say “I like it”
Do you wanna play with me?
Say “I like it”, You say “I like it”

出典: I Like It/作詞:向井太一 作曲:向井太一

こちらの歌詞和訳してみましょう。

“僕と遊びたい?

「好き」って言おうよ、君が「好き」って口にするんだよ”

先ほどまでは自分の経験から思うことを書き連ねている印象でした。

ここではリスナーが主役です。

まるで、向井太一から「こっちの世界においでよ?」と手招きしているよう。

あなたの「好き」は何ですか?

心の軸となるのは…

ジュースからみる
未だ消えず燃えてる
乱すこともない夜
時には落ち込んで
見失っても
Freedom Love 信じられるよ

出典: I Like It/作詞:向井太一 作曲:向井太一

心の葛藤が読み取れるフレーズです。

何か感情が不完全燃焼になっているように読み取れます。

「本当はこうありたいのに…」という後悔が残っているのかもしれません。

その後、どんなに心が乱れて目標を見失いそうになっても貫くべきことを歌っています。

それは「自由と愛」です。

「好き」と言えるようになったからこそ、「自由と愛」を手に入れることができました

そしてこれが今、心の軸となっています

現状を変えるには勇気も必要

向井太一【I Like It】歌詞の意味を解説!彼は何が好きなの?君も硬い殻を破り捨ててしまおうよ!の画像

今までの自分と違う行動をとるには、勇気が必要になると思います。

誰しも変化には不安を感じるもの

彼は変化をどのように考えているのでしょうか?

「殻」を破って未来へ向かおう

好きなものを好きと言えたい
あの頃の自分はいない
硬い殻を破り捨てたら
ほら 未来が待ってる

出典: I Like It/作詞:向井太一 作曲:向井太一

「好き」と言える自分になりたい。

この願いからは、「好き」と言えない自分を変えたいという意思が感じ取れます。

何かが自分を抑制している。

何かが「自由」にならないようにしている。

この何かを「殻」と表現しているのでしょう。

卵から雛が生まれるようですね。

「殻」はとても硬く、大きな力を使わないと破ることができません。

勇気とエネルギーを持って行動する必要があるのです。

みんなが活躍できる世界

僕が僕らしくいれる
I like it, Baby I like it
君は君を活かしてる
I like it, Baby I like it

出典: I Like It/作詞:向井太一 作曲:向井太一

「殻」を破った先には外の世界が広がっています。

今まで自分がいた世界は卵の中…いわば、井の中の蛙だったのです。

自分らしく生きることでやっと、本来の自分の能力を活かして活躍することができるようになるでしょう。

僕も君も自分らしく輝く世界。

想像するだけでワクワクしますね!