楽曲「私を二郎に連れてって」

収録情報

打首獄門同好会【私を二郎に連れてって】歌詞を徹底解説!「二郎」ってどんなお店?ルールを予習してみようの画像

楽曲「私を二郎に連れてって」は2012年10月にリリースされた『獄門のすゝめ』に収録されています。

札束のジャケット写真がとても印象的なアルバムです。

打首獄門同好会(以下打首)のユーモアが詰め込まれた傑作ともいえるでしょう。

彼らの楽曲は、ヘヴィーなサウンドからは想像ができないくらいほっこりした内容です。

お笑い並みに面白いのに最後はホロっと感動してしまうような不思議な楽曲となっています。

今回紹介する「私を二郎に連れてって」はラーメン二郎について歌われている楽曲です。

ラーメン二郎は超有名な人気ラーメン店であり、港区に本店と関東近郊を中心に店舗展開しています。

実際に行ったことが無くても名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。

全国には二郎インスパイアラーメンと呼ばれる、二郎系のラーメン屋もたくさんあります。

「私を二郎に連れてって」はラーメン二郎に行ったことが無い人にこそおすすめしたい楽曲なのです。

というのも、二郎には独特のルールがあります。

あえて教えてもらえない、暗黙の了解みたいな感じです。

何度も二郎に通っている人にとっては当たり前のことばかりですが、初めての人には何が何だか分かりません。

打首はその二郎あるあるを楽曲に乗せて解説してくれているのです。

ラーメン二郎初心者に捧ぐ歌

二郎に行ってみたい

打首獄門同好会【私を二郎に連れてって】歌詞を徹底解説!「二郎」ってどんなお店?ルールを予習してみようの画像

この楽曲のタイトルは「私を二郎に連れてって」です。

彼女は二郎に行ったことが無く、初めて二郎に行ってみたいと思っています。

でも二郎のルールも知らないし、心配なこともたくさんある…。

だからこそ経験者の彼に"連れてって欲しい"とお願いしているのです。

しかし彼も彼女を二郎に連れて行くべきなのか悩みます。

まずはじめに麺の量は"小?大?"と聞かれるのですが、二郎は小でもかなり多めです。

初めて行く女性にとってはハードルが高いかもしれません。

そして二郎には、二郎のラーメンをこよなく愛するジロリアンと呼ばれる人々がいるのです。

彼らは何度も二郎に足を運んでいる常連であり、注文のタイミングやマナーもしっかり守ります。

心地よい環境で美味しいラーメンを食べたい彼らにとっては麺を残したり、ルールを乱す人々は許せないのです。

初心者はもちろん何も分かりませんし、知らないうちに間違えてしまうこともあります。

でももしかしてそれがジロリアンの逆鱗に触れてしまったら…。

そう思うと事前にいろいろ知っておくことも大切かもしれません。

ここからは歌詞と連動させながら二郎の特徴とルールを解説していきます。

「私を二郎に連れてって」の歌詞を解説

二郎に行ったら世界が変わるかもしれない!?

いつもの帰り道
バスから見える黄色い看板
ただならぬ気配で並ぶ人々
なにか気になるその名は二郎

出典: 私を二郎に連れてって/作詞:大澤敦史 作曲:大澤敦史

特徴的な黄色い看板はラーメン二郎のトレードマークです。

ただでさえ目立つのに行列も凄いのでその場所だけ異彩を放っているような雰囲気があります。

人間の心理では、行列ができているくらいだからきっと美味しいんだと思ってしまうのです。

派手な看板と毎日列に並ぶ人々が絶えないお店がいったいどんなところなのか?

彼女はますます二郎に興味を持っていきます。

行くべきか?行かざるべきか?

その出会いは未知との遭遇
ハマるヤツらの評価はSO GOOD
BUT 二郎は量が半端無い
生半可な気持ちじゃ敵わない
CAN YOU GO TO JIRO?
それでも食べてみたくなる魔力
その手を取っていざなうべきか
あの列の一番後にGO GO GO GO

出典: 私を二郎に連れてって/作詞:大澤敦史 作曲:大澤敦史

一度食べたら忘れられないくらい、二郎の虜になってしまう人はたくさんいます。

そしてさらに上級者がジロリアンですね。

彼女は前々から気になっていた二郎に行きたがっています。

でも彼は彼女が二郎のラーメンを食べきることができるのかがとても不安なのです。

先ほどもお伝えしたように、二郎のラーメンは小を注文してもかなり量が多めになっています。

お腹が空いているから大でもいける!なんて考えは初めての二郎では危険です。

残したらジロリアンの目が怖い…でも二郎の魅力を彼女にも伝えたいと彼は葛藤します。

そして意を決して彼女の手を引き、二郎行列の最後尾に並びました。

あなたに助けてもらえるなら頑張れる

私を二郎に連れてって
でもきっと全部は食べきれないけど
あなたが二郎に連れてってくれるなら
私が力尽きても残りの分は食べてね
私を二郎に連れてって

出典: 私を二郎に連れてって/作詞:大澤敦史 作曲:大澤敦史