西城秀樹5枚目のシングル曲
【情熱の嵐】は1973年5月25日に発売された西城秀樹さん5枚目のシングル楽曲です。
この楽曲は「エキサイティング秀樹-ちぎれた愛/情熱の嵐」というアルバムにも収録されています。
作詞がたかたかしさん、作曲を鈴木邦彦さんが行われました。
【情熱の嵐】というタイトル通り、熱い歌詞とメロディーに心が弾むように感じる楽曲です。
そして西城秀樹さんの歌声によって力強さが加わり、当時のファンはこの熱さにメロメロ。
また、この楽曲は「ヒデキー!」とファンが合いの手を入れることも話題です。
その合いの手は現代でも長く愛されており、西城秀樹さんの魅力は衰えないのだと感じます。
どんなものでもあげる
君が願うなら
君が望むなら 生命をあげてもいい
出典: 情熱の嵐/作詞:たかたかし 作曲:鈴木邦彦
君が願うことならなんでも叶えてあげたい。
たとえ僕が死ぬことになったとしても。
この場面では、君のためならなんでもあげたいと思う僕の心を表しています。
それほどに僕は君のことを愛しているのでしょう。
【情熱の嵐】の最大のテーマは、熱く深い愛です。
その愛が曲の始まりからよく伝わります。
ここの歌詞は、ファンが合いの手を入れるタイミングとしても注目できる部分です。
たとえ死んでも後悔しない
恋のためなら 悪魔に心
わたしても 悔やまない
出典: 情熱の嵐/作詞:たかたかし 作曲:鈴木邦彦
君と愛し合うことが叶うならば、たとえ死んでも後悔しない。
1行目にある通り、命を差し出すことだって躊躇しないのでしょう。
なぜ命なのかというと、1行目の最後に登場する者がポイントです。
この者は、死神のような存在として現れています。
死神に自分の身を捧げたっていいくらい、僕の愛は揺るがない。
このように、主人公の気持ちの固さを読み取ることができます。
「恋」というのは、主人公にとってそれほど重要なものということなのでしょう。
2行目の歌詞で後悔することはないと断言していることから、意思の強さを感じられます。
愛が重すぎて狂気を感じてしまうほどの熱い思い。
これが【情熱の嵐】の魅力と捉えることができます。
愛し合いたいから
僕の身を捧げるよ
その瞳 僕のもの
この体 君のもの
出典: 情熱の嵐/作詞:たかたかし 作曲:鈴木邦彦
君の「瞳」を誰にも渡したくない。
1行目の歌詞の意味はこのようになるのでしょう。
これは、ほかの男なんかに目移りして欲しくない!という僕の独占欲のようなものです。
僕だけを見て欲しい、だから誰にも渡さない。
ちょっと怖いなと感じてしまう部分でもありますが、これも彼の愛故に。
その代わり、僕の全てを君にあげる。
これが2行目の歌詞の意味になります。
心はもうどこを向いても君しか見ていない僕だったので、その身を捧げたのです。
この場面では、溺れてしまいそうなほどの深い愛を感じることができます。
そばにある輝きのように
太陽が燃えるように 二人は愛を
永遠にきざもう
出典: 情熱の嵐/作詞:たかたかし 作曲:鈴木邦彦
この場面の歌詞は、僕の思いがどれほどなのかわかります。
【情熱の嵐】は僕の一方的な感情が印象的です。
このシーンでは特にその様子が感じられます。
その理由は、1行目にある「2人」という歌詞に注目することがポイントです。
何よりも熱いこの気持ちを互いに感じ合いたいという願望。
それがこの部分で読み取ることができるからです。
これは君が望んでいるというより、僕が心から願うことなのでしょう。
上記にもあった「〜ならば」という歌詞が、君の気持ちではなく僕の願望という証拠。
さらにそのあとに続く2行目の歌詞は、その状態が果てしなく続くという意味です。
どんなものにも負けないような愛を死ぬまで確かめ合おうと君へ提案している様子なのでしょう。