しかし、タクヤはどうもみんなと馴染めていない様子。
このときのタクヤの不調和が今後の展開の伏線となっています。
ミュージックビデオの2番はダンス部の練習風景から始まります。
ダンス部の練習中、タクヤは振り付けを間違えてしまい5号車・ユーキ(イメージカラー・赤)に責められてしまいます。
過去を思い出して屋上で一人さびしく練習しているタクヤ。
そして、ロッカールームに掛けられた緑のヒーロー衣装を見て思いにふけるユーキ。
このあとの物語の展開は……? この続きは実際にミュージックビデオでご覧ください。
超特急「Starlight」の歌詞は勇気づけられる応援歌。
この「Starlight」のミュージックビデオのストーリーは、その歌詞とも上手くリンクしています。
歌詞には「挫けそうな日々だけれど、過去の決意を胸に前を向いて進んでいこう」というメッセージが込められています。
そこで、「Starlight」の歌詞に込められた意味を詳しく解説します。
Aメロ:不調和な現状との葛藤
思うように進めない日々をまた繰り返し
こぼれ落ちた悔しさが 目の前 曇らせてた
出典: Starlight/作詞:丸山真由子 作曲:丸山真由子
「Starlight」のAメロではうまくいかない日常との葛藤が描かれています。
目の前を曇らせるものは、順当に考えれば「涙」なはず。
そこをストレートに「こぼれ落ちた涙」とせず「悔しさ」と間接的に表現しているのも面白いところです。
Bメロ:「憧れ」から「夢」へ
憧れが夢に 変わった瞬間
僕らは星降る丘の上に立って
手を伸ばしたね
出典: Starlight/作詞:丸山真由子 作曲:丸山真由子
「Starlight」のBメロでは過去の前向きな決意を思い出しています。
特に印象的なフレーズは「憧れが夢に変わった」という部分でしょう。
かつては漠然とした「憧れ」でしかなかったものが、星降る丘の上で「夢」になり、強い意志を持つ。
そんな瞬間にうまれた感動を、Bメロでは確認しているわけです。
ちなみに、この部分には「星」というキーワードが登場しています。
このキーワードや曲名「Starlight」は、この曲でコラボレーションしているウルトラマンギンガともリンクしています。
サビ:過ぎ行く時と変わらないもの
どんなに時が過ぎて行っても
変わらないものはここに
見失いそうになった時は きっと思い出して
掴めなくても 届かなくても
昨日より近づきたい
走り続けて叶えるまで
あの日のヒカリが 今も背中を押す
出典: Starlight/作詞:丸山真由子 作曲:丸山真由子
「Starlight」のサビでは、Bメロで言及された「夢」へと向かう想いが歌われています。
「過ぎて行く時」と、「変わらないもの」の対比が美しく表現されているサビ前半部分。
ここでいう「変わらないもの」とは、Bメロで歌われた「夢」への決意です。
しかしその決意を維持するのは難しく、日常の葛藤のなかで見失ってしまうもの。
そんな時にはかつて星降る丘の上で見た「ヒカリ(=希望)」を思い出すことで背中が押されるのです。
サビ後半部分では、「その夢へ少しずつでいいから近づいていきたい」という思いが歌われています。
その夢は、きっと一朝一夕では掴めないし、届かないもの。
それを叶えるには、諦めずに「走り続ける」ことが大切なのです。
Cメロ:チームの大切さ
涙 隠せない日々も
ひとりじゃない みんながいた
同じ季節を越え僕らは
同じヒカリを目指す
出典: Starlight/作詞:丸山真由子 作曲:丸山真由子
ミュージックビデオの終盤、夕日に包まれたシーンで歌われているCメロでは、「みんな」で同じヒカリを目指すことの大切さが表現されています。
ひとりでは叶えられない夢も、「僕ら」なら叶えられる。
そんな、みんなで力をあわせてひとつの夢へと向かうことの大切さを、超特急というグループが歌うことに胸が熱くなります。
メンバー同士の一致団結はもちろん、それを支えるファンやスタッフとの結束力によって、超特急は同じヒカリへと進んでいける。
そんな希望が「Starlight」では歌われているわけです。