夢に向かって頑張る人に聴いてほしい1曲「何度も」

【何度も/RAM WIRE】鳥居みゆき主演のPVに共感が止まらない…!人生を照らす歌詞の意味も解説!の画像

今回紹介するのは、2013年2月13日にリリースされたRAM WIREの3rdシングル「何度も」。

この曲は夢に向かって頑張っている人におすすめしたい1曲です。

といっても、よくある応援ソングとはまた違います。

曲の中で歌われているのは、夢に向かって頑張る日々の葛藤です。

頑張れば頑張るほど、悔しいことや、悩ましいことに直面する。

それでも懲りずにまた頑張る。

この曲がどうして背中を押してくれるのか。

ここから少しずつ紹介していきます。

ツインヴォーカルが織りなす曲世界

ユーズの歌と、ピアノから静かに始まる「何度も」。

出だしからいきなり、胸にグッとくるメロディーと澄んだ歌声が突き刺さります。

ピアノとグルーヴィなベースが織りなすヒップホップ風のメロ部分と、シンセストリングスで煌びやかに彩られるサビ。

これらのバックトラックの見事なコントラストが歌を引き立てます。

2番からはMONCHのエモーショナルなラップが炸裂!

ユーズとのメリハリあるツインヴォーカルが、曲の世界観を形作っていますね。

鳥居みゆき主演のPVが泣ける!

「何度も」のPVでは、お笑い芸人の鳥居みゆきが、先輩にいびられながらも日々奮闘する料理人を演じています。

そのPVのストーリーがまた心温まるものなので、ここで紹介しておきます!

PVのあらすじ

主人公は女性の料理人。

職場で唯一の女性ということもあってか、ひいきの目で見られ、男の後輩には甘く、主人公には辛く当たってくる先輩。

そんな毎日に疲れを見せていた主人公に、ひょんなことから、ある男性との出会いが訪れます。

先輩には認めてもらえない自分の料理を「おいしい」といってくれた彼。

彼は主人公の務める店に通うようになり、2人の関係が始まります。

終盤、彼が店に通うようになった本当の理由が明らかになるのですが、そのシーンはまさに感涙もの。

是非ご自身の目で、この物語を感じてみてください!

「何度も」の歌詞を解説

「何度も」の歌詞は、メジャーデビューはしたものの、なかなかヒットを出せずにいたRAM WIREメンバーの葛藤から生まれた曲です。

レコード会社との打ち合わせの後の、電車内でのやり取りがそのまま歌詞になっているという話は興味深いですね。

ここから、その内容を紐解いていきましょう!

上手くいかない日々への葛藤を描く

そのため息右に同じ
くたびれた1日にぼやき
意味もない色もない
堂々巡りの今日は行き止まり
分かりかけてくると一層
離れてく現実と理想
失笑 鼻で笑うように
青い羽で飛び回る鳥

出典: 何度も/作詞:ユーズ、Monch 作曲:ユーズ、Monch、RYLL

まずは1番のAメロから。

ここで出てくる、ユーズとMonchの電車内でのやり取りが歌詞になったという”そのため息右に同じ”という言葉。

頑張っても報われない日々への葛藤、やっぱり才能がないんじゃないかという落胆、この先どうなるんだろうという不安。

電車の中、2人そろってついたため息には、さまざまな感情が込められていたのでしょうね。

夢に挑戦すると、挑戦する前はわからなかった現実も思い知らされるのでしょう。

そうして離れていく理想と現実。

その様子をあざ笑うかのように、幸せの青い鳥は飛び去っていく。

悔しい気持ちが前面に押し出された歌詞ですね。

I've got to go
(やみくもに信じてた)
明日を
(目の当たりにしたなら)
up yours!有るのは不甲斐なさと苛立ち
嘯いたって孤独
みんな誰かの名を呼ぶ
この痛みがどんな意味をもつの?
hey yeah

出典: 何度も/作詞:ユーズ、Monch 作曲:ユーズ、Monch、RYLL

少し進んで1番Bメロを見ていきましょう。

特に根拠もなく、自分ならできるだろうと信じていた様子と、その後現実を思い知らされる様子を描いています。

「自分ならなんとかなる」そう思って新しいことに踏み出す人も多いでしょう。

やってみて初めてわかるのだから、踏み出す前から自信に根拠など必要ないですよね。

そして現実を思い知らされたときの葛藤も、きっと誰しも経験することでしょう。

勢いよく飛び出しては見たけど、自分のことなど誰も見ていない。

この痛み、苦しみが持つ意味は、乗り越えたときにわかるはずです。

let me know the way
(その場しのぎの)
答え
(みつくろっては)
sit on the fence どっかで上手くやり過ごしてる
諦めると受け入れる
言い方一つで逃げる
強くなれる少しの笑みをください
hey yeah

出典: 何度も/作詞:ユーズ、Monch 作曲:ユーズ、Monch、RYLL

少し飛びますが、続いて紹介するのは2番Bメロの歌詞です。

ここで歌われるのは、自分への言い訳でしょう。

なかなか上手くいかない日々。

夢を諦めようかなという気持ちになってしまうことだってあるでしょう。

でも諦めるとはいいたくないから、”受け入れる”という言葉で自分の弱さを濁そうとします。

そして本心では、決して諦めたくないのでしょう。

そんな弱音を吐いてしまう自分に「強くなれる少しの笑みをください」と、前を向きたいという意志を見せています。