「20 -Tw/Nty-」タイトルに込められた意味
20は年齢を指している
楽曲タイトルを見ると「20」という数字の重要性が伝わってきます。
そのあとに続く「Tw/Nty」という部分も英語で「20」を意味する「Twenty」からです。
まず、「20」という数字。これは、作詞した菊池本人の年齢を表しています。
この曲は、菊池風磨が20歳という人生の節目に書いた楽曲です。
そして気になるのは、20の後に続く「-Tw/Nty-」の部分。
シンプルに「Twenty」という綴りではありません。
この部分は、1文字ずつ全てに意味があります。
「-Tw/Nty-」は「T with N ty」
両親への感謝
まず「T」、これはお父さんの名前のイニシャルだそう。
続く「w/」は英単語の「with」を意味しています。
そして「N」は、ファンの間での推測でお母さんのイニシャルと囁かれています。
最後の「ty」は「thank you」であると解釈されています。
これはオンラインゲームのチャットなどでも使われる略語なので、可能性は高いでしょう。
この流れを整理すると、「T with N thank you」になります。
「with」は「〜と共に」、「〜と一緒に」という意味。
つまり、お父さん・お母さん両者へ向けた「ありがとう」という気持ちが込められた楽曲であるということになります。
20歳という、人生の節目を迎えた菊池風磨が両親への感謝を思いながら書いた歌詞。
このことを知ってから改めてこの曲を聞いてみると、感慨深いものがあります。
歌詞に注目
「ありがとう」を伝える歌
忘れないよ
生まれてきたこと
日々あなたと過ごせたこと
上手く言えないけど
ありがとう
愛してるよ
出典: 20 -Tw/Nty-/作詞:菊池風磨 作曲:Steven Lee/Drew Ryan Scott
生まれてきてから両親と共に過ごせたこと、育ててもらったことに対する、感謝と愛の気持ちが強く表れています。
しかし、この歌は感謝や生まれてきたことなどのワードが連ねられているわけではありません。
「忘れないよ」という一言が添えられています。
このワードがあるだけで、菊池風磨が本当に両親のことを大切に想い、愛していて、感謝していることが強く伝わってきます。
20歳になったのは菊池本人だけではない
親としても20歳を迎えた
菊池風磨は長男です。
彼が20歳になったということは、両親も「親」となって20歳になったということを意味しています。
菊池はそんな部分も頭に浮かべながら歌詞を書いたそうです。
そのため、歌詞には自分(子ども)目線だけではなく、所々で「両親目線」のワードが含まれています。
手探りの愛で
どんな夜も光灯して
ぬくもりをくれたね
出典: 20 -Tw/Nty-/作詞:菊池風磨 作曲:Steven Lee/Drew Ryan Scott
初めての子どもですから、両親からしても子育てが不慣れで当然。
歌詞にある「手探りの愛」というワードに注目し、解釈してみましょう。
菊池の両親は、試行錯誤しながら「手探り」しながらも息子への愛を絶やしませんでした。
そして、どんな夜遅くであろうと、電気を灯してあやしてくれたのでしょう。
いつでも息子へ「ぬくもり」を与えていたことがいきいきと伝わってくるパートです。
朝早かろうと夜遅くであろうと、面倒だと放置するなんてことはしません。
常に息子に対して愛を注いでくれていたのです。
家族仲の良さや良好な親子関係が伝わってきます。
そしてなによりも、菊池風磨が幼い頃から両親に本当に大切に育てられてきたとわかります。
そして、それを両親へと菊池が本当に感謝していることも強く伝わってくる歌詞です。