心に寄り添うような歌唱力が素晴らしいアーティスト、「MISIA」とは?
テレビへの出演が少ない分、その素性などがわからない、ミステリアスさも魅力のアーティスト、「MISIA」。
しかし、ドラマのテーマ曲などで彼女の曲が使われていることも多く、そこから彼女の楽曲の虜になってしまった方も、非常に多いのではないでしょうか。
2018年はデビュー20周年の記念YEAR!!
MISIAは、1998年に発売したシングル「つつみ込むように…」でデビューしました。
「MISIAといえばこの曲!」と思えるくらい、定番ソングの印象が強いものの、あれから20年経つのかと、色々な思いがこみ上げてきそうですね。
1998年、シングル「つつみ込むように…」でBMG JAPAN(後に「BMGファンハウス」へ改称、2000年にレーベル「アリスタジャパン」設立)よりデビュー。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/MISIA
音域は5オクターブ!?そこから生まれる表現力にも引き込まれる!!
MISIAは、5オクターブの音域を持っていると言われており、その伸びやかな高音も彼女の大きな魅力になっていますよね♪
また、彼女の曲を聴いていて感じるのが、優しい歌詞&その言葉をしっかり伝える表現力が素晴らしいところです。
彼女はポップスのほか、ソウルやR&Bなど、幅広いジャンルの楽曲も歌っています。
また、どんなジャンルの曲を歌っていても、聴いた人の心に寄り添うような、歌詞が彼女からのメッセージとしてちゃんと伝わってくるところがたまりません!
「果てなく続くストーリー」は何のテーマ曲だったの?
MISIAの9枚目のシングル「果てなく続くストーリー」は、NHKの「ソルトレークシティオリンピック」のテーマ曲としても注目されていました。
上の動画では、曲とともにソルトレークシティオリンピックを振り返ることが出来るので、当時を思い出し、自然と涙がこみ上げてくる場面にも出会えるかも知れません。
「果てなく続くストーリー」の美しい歌詞の世界も要チェック!
「果てなく続くストーリー」は、後半の盛り上がっていく曲の展開と、彼女の表現力がさらに涙を誘うものの、何より彼女が自ら作詞した歌詞が非常に美しいのです!!
そのため、ぜひ彼女の美しい歌詞の世界にたっぷり浸れるよう、ここで徹底的にチェックしていきましょう♪
達観したような視点の歌詞に心が奪われてしまう…
夜の露を払って 花は咲いていくもの
涙を払って 人は行くもの
過ぎた思い出達が 優しく呼び止めても
私はあなたの戸を叩いた
果てなく続くストーリー 小さな星を廻し続けてる きっと
出典: 果てなく続くストーリー/作詞:MISIA 作曲:Toshiaki Matsumoto
まず、夜露と花の表現がとても幻想的で美しいですよね。
そして、その次の涙と人との表現に関しても、上にある夜露により、人目につく日中ではないことから、一人で泣いている情景が想像できるでしょう。
この歌詞から続いていく、「過ぎた思い出達」には、嬉しい涙よりも悔し涙などの方がしっくりきそうです。
…出だしから、何とも深い歌詞ですね。
風にそっと吹かれて 優しく振り返るの
傷ついて開くドアもあると
不器用だから 溢れる思い 上手く言葉に出来なくて
出典: 果てなく続くストーリー/作詞:MISIA 作曲:Toshiaki Matsumoto
次の歌詞も、彼女の人生観が詰まっているようで、とても素敵です。
まず、なぜ「優しく」振り返られるのかが気になるポイントですよね。
その理由は、人生の中で感じた痛み(精神的ダメージなど)により、物事の新たな捉え方(別のドア)が出来るようになったからでしょう。
ラストの歌詞では、過去の自分を振り返っています。
これは同時に、そのおかげで自分が成長できたことも実感しているように思え、ただ弱っているわけではないところも、人間味があって共感できますね。