2人らしい恋
愛を育み ときに喧嘩し
寂しい夜を越えた先で
謝りあったり
不器用なままでいい
不器用なくらいがいい
だけどそれを笑い合えるそんな愛のままでいたい
出典: いつか出会う君へ/作詞:堂村璃羽 作曲:堂村璃羽
主人公が望んでいるのは決して「完璧な恋」ではないのです。
一喜一憂して、感情を上手く表現できない事や、時に道を外れそうにもなる。
今までの2人がそうであったように、これからもそのままで良いといっています。
紛れもなく、それが「2人らしさ」の証明。
更には、歌詞4.5行目に同じ意味のフレーズが2度繰り返されています。
これは、自分の中で何度も噛み砕いた末の「決心」ではないでしょうか。
この下手くそなやり取りをお互いに受け入れながら生きていくのです。
言葉にすること
回りくどくとも
i miss my baby
いつも君に伝えるために
僕は歌ってる
普段は言えない想いが
リズムに合わせて君へ届くように
出典: いつか出会う君へ/作詞:堂村璃羽 作曲:堂村璃羽
君を前にして溢れんばかりの想いを伝える。
そんなことは到底出来やしないから、別の方法で示そうとしています。
ここでは堂村璃羽さんの主観も内包されている為、「歌」と表現されています。
これは聴き手によって、大切な人を想って行動したものへと様々な解釈がなされるのではないでしょうか。
このように聴き手の想いを反映できる幅のある詞も、共感を生む秘訣となっているのかもしれません。
言いたいことは言うべき
i love my baby
いつも君が愛しくて仕方がないよ
伝えられる時に伝えるべきだから
一生残り続けるメロディを君へ
その耳へ
君との日々へ
出典: いつか出会う君へ/作詞:堂村璃羽 作曲:堂村璃羽
こちらも零れそうなほどの君への熱い想いを描いた歌詞。
相手にどう捉えられたとしても、言いたいことは言うべきなのです。
いつかは届けられなくなる「言葉」。
「次の機会に」と飲み込んだ想いは、2度と出す機会が来ないかもしれません。
自分の大切な人を考えさせられ、今すぐにでも足を動かしたくなるようなメッセージです。
2人の未来
ひとりじゃない
この道で転んでも立ち直せるように
君となら笑い合ってこの先いけるように
孤独の時間を捨てられるように
出典: いつか出会う君へ/作詞:堂村璃羽 作曲:堂村璃羽
歌詞の3行目からは、主人公の自己嫌悪や自己否定の様子が感じられます。
ずっと塞ぎ込んできて、自分自身を愛することが出来なかった日々。
その中で現れた君は、主人公にとってどれほど大きな存在だったのでしょう。
「君となら」というフレーズも、更にその気持ちを増幅させています。
そして、その後の歌詞にも共通していますが、注目すべきは全て「願望表現」であること。
未だ先の確定していない不安感と、君との時間を良いものにしようとする熱い意志を感じます。