アルバム「daily」で10年目に突入!結成当初から変わらない想いとは
2018年12月19日、andropが10枚目のアルバム「daily」をリリース。
フジテレビ系ドラマ「グッド・ドクター」の主題歌となった「Hikari」も収録されるということで、注目を集めていますね!
そして9年前、デビューアルバム「anew」をリリースしたのも同じ12月のことでした。
アルバムのリリースと同時にデビューから10年目に突入するという、バンドにとって記念すべき作品とも言える今作。
聴く人の日々に寄り添う音楽であってほしいという意図から「daily」というタイトルが付けられたのですが、同時にこれは結成当初から彼らの想いが変わっていないことも表しています。
andropというバンド名が物語る想い
「自分たちの音楽が、聴く人にとって生活の中で寄り添うような音楽であってほしいと思っていたので、寄り添うという意味で〈and〉を入れました。」
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Androp
andropの結成は2008年のこと。
このバンド名が付けられて以来そこに対する想いが変わっていないということは、これは10年越しの想いということになります。
そう思うとアニバーサリーイヤーを迎えるこのアルバムに「daily」というタイトルが付けられたことにも、感慨深いものを覚えますね。
その10年の間、andropはどのくらい聴く人の日常に寄り添う音楽という目標に近付くことができたのでしょうか。
それを決めるのは他でもない聴く人自身です。
この記事でもそんな彼らの魅力を少しでも伝えるべく、力添えできればと思っています。
リード曲「Home」もまた聴く人の日々にリンクするような楽曲
今回そんなアルバム「daily」から紹介するのはリード曲の「Home」。
リリースに先駆けてこの曲のMVが12月6日に公開され、7日には先行配信もスタートしました!
これもまたある種、「聴く人の日々にリンクする部分も大きいのでは?」と思わされる1曲となっています。
込められているのは故郷への想い…MVも内澤の故郷で撮影!
込められているのは「Home」というタイトル通り、故郷への想いです。
MVも内澤が生まれ育った青森県八戸にて撮影されたもの。
この土地の空気を吸いながら、いろんなことを感じながら当時曲作りが行われていたのだな…と、andropのサウンドの原点のようなものを感じさせられます。
もちろん聴く人にしたって、故郷になんの思い入れもないなんて人は少ないでしょう。
故郷に想いを馳せる内澤の姿に、自分の故郷への想いも重ねながら耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
10年のキャリアを示すのに申し分ない直球勝負のバラード
楽曲はアコースティックギターやピアノといった生音要素が前面に表れたサウンド。
エレキギターやベースの音色も温かみのあるサウンドメイキングがなされていて、内澤の声の柔らかさが引き立つような音像になっています。
アレンジも回りくどいことはせず、真正面からぶつかってくるバラードといった感じ。
楽器隊の演奏技術に定評があるandropにしては少し大人しく感じるかもしれませんが、シンプルな演奏を良く聴かせることほど実力を問われることはありません。
そう考えると10年間で積み上げてきたキャリアを示すのには申し分ない楽曲ではないでしょうか。
故郷を舞台に振り返るのは少年時代?
MVに登場した少年は、きっと内澤の少年時代をイメージしたものでしょう。
母親に髪の毛を切って貰ったり、公園で一緒に遊ぶシーンが映されていたり。
歌詞の中でも特に沁みるような言葉を選んで、暗くなった画面に映し出される演出も然り。
親の温もりを感じさせてくれるような映像になっていました。