【ふがいないや/YUKI】◯◯で踊るPVが魅力的？！ハチクロのOPテーマにもなった名曲の歌詞を紹介！

独特のかわいらしい甘ったるい声が特長の彼女、小柄なので少女のようなふるまいもあまり違和感ありませんよね。

1990年代前半から、J-POPを席巻してきた彼女は、カリスマ的な存在として認められていました。GiRLPOPの確立に貢献した1人でもあります。

GiRLPOP（ガールポップ）とは、エムオン・エンタテインメント（旧ソニー・マガジンズ）から発行されている音楽雑誌で、「GiRLPOP」は、女性（girl）とポップス（pops）を合成した和製造語です。

一方、1990年代から2000年代中盤にかけてソニー・マガジンズを中心に提唱された、日本の若手女性ポップス歌手・シンガーソングライターを盛り立てていこうというメディアミックスムーブメントの名称でもあります。

この潮流から、彼女が「GiRLPOP」の旗手として、周囲から熱い視線を浴びていたことはおわかりいただけるでしょう！

1991年6月、映画「いつかギラギラする日」の撮影のために函館市を訪れていたとき、ヘビメタバンドのジャクスン・ジョーカーとして出演していた恩田快人（おんだよしひと：ベーシスト）と、

同映画のエキストラで来ていたYUKIと出会ったことがきっかけで、翌1992年2月にJUDY AND MARYを結成します。

1993年9月、JUDY AND MARYのボーカリストとして『POWER OF LOVE』でデビュー。

1996年2月19日にリリースされた『そばかす』がオリコンチャート初登場1位を獲得、100万枚の売上を記録しました。

この年、『そばかす』で「第47回NHK紅白歌合戦」に初出場し、国民的に広く知られる存在となったのです。

2001年3月にJUDY AND MARYは解散。その後、10月にはCHARA、ちわきまゆみ、YUKARIEと、女優の伊藤歩をボーカルに迎えたガールズバンド「Mean Machine」を結成し、ドラマーを務めたことも。

そして2002年から本格的なソロ活動を開始し、現在に至るのです

ソロとなってから10年経った2012 年、第63回NHK紅白歌合戦にソロ活動開始後初めて出場しました。歌ったのは『プリズム』でした。

女性歌手がバンドとソロの双方でNHK紅白歌合戦に出場するのはペドロ&カプリシャスの高橋真梨子、サザンオールスターズの原由子に続いて史上3人目となりました。

高橋真梨子、原坊、YUKI･･････もう大御所の仲間入りと言ってもいいのではないでしょうか？？

『ふがいないや』はYUKIの14枚目のシングルで、2006年8月9日にリリースされました。

この曲、4枚目のオリジナルアルバム『Wave』のおよそ1ヶ月前に発売された先行シングルで、表題作『ふがいないや』のほか、新曲『裸の太陽』『夏のヒーロー』の合計3曲を収録しています。

さらにアルバム『Wave』5曲目、また2枚目のベストアルバム『POWERS OF TEN』の16曲目にも収録されていますよ。

最近売れに売れているアートディレクター・平野文子が手がけたこの楽曲のPV、生垣の合間で童話のキャラクターを思わせる人物たちとともに踊るYUKIの姿が映し出されています。

なんというか、ファンタジックな感じですかね。なお、本作および『Wave』の発売に前後して、YUKIは第二子を出産しています。