ボーカルANCHANGのみかん愛
日本を代表するメタルバンド「SEX MACHINEGUNS」。
「みかんのうた」はSEX MACHINEGUNSのボーカルANCHANG（安藤弘治）が作詞作曲です。
一度聴けばわかるようにこの曲、終始みかんしか出てきません。
愛媛のみかんがどれほど素晴らしいか。
そのみかんが日本を変える、いや世界を変える。
そういったことが熱く語られています。
その郷土愛がしっかりメタルの曲の中で披露されていることが驚きですね。
国内外問わず広くその演奏技術が認められているSEX MACHINEGUNSです。
今日はその演奏技術とともに、「愛媛のみかんの素晴らしさ」も理解していきましょう。
それでは歌詞解釈を進めていきます。
愛媛県は一大みかん産地
世界に一つだけのミカン
みかんは色々あるけれど 愛媛のみかんは一つだけ
愛媛のみかんを食べるなら 農家の味を噛みしめろ
出典: みかんのうた/作詞:Anchang 作曲:Anchang
みかんは至る所で食べられます。
熊本県産のみかんなども有名ですし、比較的暖かい地方でよく栽培されている果物ですね。
しかし、愛媛のみかんは一味違うんだと、そういっています。
こういうことが言えるのは本当に郷土の名産を愛している人だと思います。
自分が食べているみかんが何県産のみかんなのかを知らない人も多いのではないでしょうか。
このみかんは甘いね、このみかんは甘くないね。
そういう会話はよく耳にします。
しかし、私は〇〇県産のみかんの方が〇〇県産のより好きだな。
こういう会話はあまり耳にしません。
だからこそ、愛媛のみかんを本気で味わって欲しい。
「愛媛県産」の素晴らしさをみんなにわかって欲しいという気持ちがこの歌詞から伝わってきます。
作った人のことを考えなさい！
「農家の人の愛をかみしめなさい」という歌詞があります。
これは小学生の頃から言われていることですね。
給食を食べる時、調理師さん、農家さん、牛さんに感謝していただきましょう、と。
この歌詞も、食べ物への感謝を説いている訳です。
なんですが、普通の大人から言われるのと全く重みが違うような気がしませんか？
普通の大人は真面目に何度も言います。
食べ物に感謝しなさい、と。
それはもっともなのですが、子供はそういう教えこそ退屈がります。
子供だけでなく、思春期の少年、あるいは大人までもがどこかでそういう教えを退屈がっています。
しかし、この曲の凄いところはその教えが「メタル」に乗っていること。
ANCHANGの日本人離れした素晴らしい歌声で、「作った農家の人のこと考えなさい」という。
この曲の最大の素晴らしさはそこにある気がします。
愛媛の素晴らしさ、みかんの素晴らしさをメタルを聴く人々に届ける。
この曲がきっかけで愛媛のみかんを食べてみたという人もいるはずです。
この曲によってボーカルANCHANGの愛媛愛は、そのまま愛媛を助けました。
本州から四国へ高速やフェリーで行くことにハードルを感じていた人も多いと思います。
しかし、この曲をきっかけにぜひ愛媛までみかんを楽しみに行ってみてはいかがでしょうか。
愛媛のみかんは凄い？！
とはいえ愛媛のみかんって本当に凄いの？と思った人も多いはず。
ですからここで、愛媛みかんの魅力を少し紹介したいと思います。
県の象徴はミカン
愛媛県はミカンの一大産地としての地位を長らく誇っており、ミカンやその加工品がいろいろな場面に登場する。県の花はミカン、県の旗はミカンの花をあしらっている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ウンシュウミカン#愛媛県とミカン
愛媛のみかんは古い歴史を持ちます。
瀬戸内海からの暖かい季節風に恵まれた愛媛では古くからみかんが栽培されてきました。
愛媛県に行くと多くの段々畑が見られますが、これらはみかん栽培のための畑です。
そんな愛媛県は「みかん産地」をアピールするため県を象徴する花はミカン。
そしてなんと県の旗もミカンの花がデザインされているらしいです。
やはり、愛媛のみかんへの力の入れ方は一味違うようですね。
よく知られているジュース
愛媛のミカンジュースと言えば前述のポンジュースが有名であるが、他にも農家ごとに別々に瓶詰めされたムテンカが雑誌やテレビで紹介され、通販の人気商品になった。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ウンシュウミカン#愛媛県とミカン
「ポンジュース」といえばスーパーでもよく目にする商品です。
これは愛媛が作っている飲料なんだそうです。
僕たちの身近なところにも愛媛は存在していたんですね。
