「BRAVE feat. Toshl (X JAPAN)」

【BRAVE feat. Toshl (X JAPAN)】AK-69のコラボベスト収録曲!映像を公開の画像

今回ご紹介する曲は、あり得ない豪華コラボが実現した奇跡のような一曲。

日本のHIPHOP界のキングといわれる、今最も勢いのあるHIPHOPアーティストAK-69と、泣く子も黙る、もはや存在自体が伝説と化した世界的ロックバンドX JAPANのヴォーカル、Toshlのコラボ曲です。

全くジャンルの違う音楽に身を置いているこの2人ですが、今回のコラボでは見事な調和を見せています。

その曲名は「BRAVE feat. Toshl (X JAPAN)」

英語で”BRAVE"とは、困難や危険などに立ち向かう勇気や勇敢さを表す言葉。

それぞれの世界において王者のような立場にあるこの二人から出たのが”勇気”という言葉であるというのは、とても興味深いことですね。

AK-69は現在39歳、Toshlは52歳と歳の差こそ大きくありますが、そういうものを超えて共鳴するものがあったのでしょう。

この曲は、AK-69のコラボベストアルバム『無双Collaborations -The undefeated-』に新曲として収録されました。

レコーディング風景のトレイラー映像!

スタジオでの様子や、コラボが実現したいきさつなどををToshlとAK-69が語り合うトレイラー映像が公開されています。

このコラボは、AK-69がダメもとでToshlにオファーを出したところから始まったようです。

今まではコラボするといっても、それまでに面識のない人とはコラボしたことはなかったというAK-69。

知り合いになって、音楽性はもちろんのことそれなりに人となりを知ってから相性のよさそうなアーティストと組むというスタイルだったのではないでしょうか。

それでも、Toshlとは会ったことがなかったのにコラボを申し込んだそうです。

それだけAK-69がToshlに何かを感じていたのでしょう。この人となら、新しい世界が見れる、同じ想いを共有できると直感していたのではないでしょうか。

それでもまさかすんなりとOKがもらえるとは思っていなかったとのこと。

Toshlにとっても、これまでの長いキャリアにおいても経験したことのない新しい試みに興味を持ったのでしょう。

どれだけのキャリアがあってもそれまでのスタイルだけに固執することなく新しいことを受け入れてチャレンジしていくからこそ、長い間第一線で活躍できるのかもしれないですね。

レコーディングのToshlの歌声に注目!

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それにしても、レコーディングでのToshlの歌声は圧巻ですね。

まさに全身全霊を込めて、歌に想いを乗せていることが痛いくらいに伝わってきます。

その迫力には圧倒されます。鳥肌が立つほどの迫力です。

その姿をレコーディングブースの外から眺めるAK-69の表情にも注目です。

自分か作詞した曲をこんなに見事に表現してくれたら、もう何も言えない、といったように感じているのではないでしょうか。

続きの第二弾の映像も公開!

このトレイラー映像は続きがあります。先ほどのトレイラー映像から2週間と少し経った頃、第二弾が公開されました。

この様子から考えると、もしかしたらAK-69のライブにToshlが登場して披露する可能性がありそうです!

AK-69の書いた歌詞の世界にToshlが共感し、Toshlが感じたその世界の広がりを体現してくれたからこそ素晴らしい仕上がりの曲となったのでしょう。

そして二人ともがその世界はきっと多くの人と分かち合えるはずのものだと語っています。

「BRAVE feat. Toshl (X JAPAN)」の歌詞の世界

Toshlに「この歌詞は凄い」と言わしめたAK-69作詞の「BRAVE feat. Toshl (X JAPAN)」の歌詞を見ていきましょう。

【BRAVE feat. Toshl (X JAPAN)】AK-69のコラボベスト収録曲!映像を公開の画像

その行先は

止まる秒針 視界が歪む
気が遠い 何で慰む
もう分からねぇ 涙がつたう
この頬をやるせなさがつたう

あの過去が眩しいから ブラインドを閉めてくれよ神様
あんな味のしねぇ弁当初めてさ どこだよ明日は
愛すモノ失くし 全てはもう白紙 いっそなりてぇ楽に

列車を降りて どこ向かうタクシー
悲しさが押し寄せ 虚しさだけ残る 波のように
もうそろそろ出かけていいかな あの旅行に

出典: BRAVE feat. Toshl (X JAPAN)/作詞:AK-69 作曲:Ryosuke"Dr.R"Sakai

絶望に打ちひしがれている様子が伝わってきます。

幸せだった過去を思い出すのも辛いほどに、その心は悲しみに沈んでいます。

希望など、欠片も見つけられないような状態。

生きるために口にした食べ物にも何も感じないほど、心は麻痺しています。

生きるための本能を、気力を完全に失ってしまっているのでしょう。

向かう先は一体どこなのか。

絶望の彼方に見えてくる行先は、一つしかありません。

虚ろになった心は、どこかで死を意識し始めます。