多くのsyrup16gファンに愛され続ける1曲

複数のアルバムに収録!

syrup16g【翌日】歌詞の意味を徹底解釈!受け入れるべきものは何?明日に変わる「意味」とはの画像

2008年の解散から2014年の復活、そして2018年からは活動を「一休み」しているsyrup16g

紆余曲折を経た今でも、多くのファンがその復活を心待ちにしているバンドです。

今回ご紹介させて頂く曲は、そんなsyrup16gによる【翌日】

重く退廃的な雰囲気を纏う彼らの曲の中でも、一筋の希望の光を思わせるような1曲となっています。

元々は彼らのインディーズ時代のアルバム「Free Throw」に収録されていたこの曲。

メジャーデビュー後にも、「delayedead」というアルバムにリメイクされたものが収録されました。

それもあってか、非常に多くのファンからの支持を集める楽曲ともなっているのでしょう。

「Dalayedead」収録バージョンのMVも!

楽曲歌詞をチェックする前に、せっかくですからMVもご覧頂きましょう。

こちらのMVは前述したアルバム「delayedead」に収録されているバージョンの曲が使われています。

映像に映っているのは、終始ビルの屋上で薄曇りの空や太陽の光を背に演奏するメンバーの姿。

ライブ活動などもあまり行わないバンドの為、彼らの姿を見る事のできる貴重な映像ともいえるでしょう。

また、syrup16gのフロントマンを務める五十

ファンの間では、彼の不安定な情緒を心配する声もしばしば見受けられます。

このMVの撮影時には、そんな五十隆にまつわるこんな逸話が残されているのだそう。

因みにこのPVの撮影をしていた時Syrupが所属するレーベルDAIZAWA RECORDSの社長の遠藤ダイマスを始め多くの人間が「五十嵐が落ちないかヒヤヒヤして撮った」と語っている。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Delayedead

今でこそ笑い話になる逸話かもしれませんが、当時はかなりの緊張感の中撮影が行われていたようでした。

さて、ここからはそんな【翌日】の歌詞の内容について解説していきましょう。

この曲には、一体どのようなメッセージが込められているのでしょうか。

早速歌詞を見ていこう♪

どんなものを表現しているの?

嘘から抜け落ちた
裸の様な目で
美しいままの想像で

出典: 翌日/作詞:五十嵐隆 作曲:五十嵐隆

歌詞の冒頭には、純粋無垢といった言葉を想起させるようなフレーズが並びます。

、色で例えるならで表現されるようなもの。

それらとは交わりきらず、ぽろぽろと零れ落ちたもの。

これは正反対のものである、真(まこと)であり真実のようなものであると予想することができますね。

先述のものが黒に例えられるのであれば、こちらは言うなれば

純粋で穢れのない、無垢な白とでもいいましょうか。

「裸」や「美しい」といった言葉も、そういった純粋なものを表現しているのでしょう。

こんなふがいない僕でも…

ふがい無いまま僕が
受け入れるべきもの今
形に起こせないすべて

出典: 翌日/作詞:五十嵐隆 作曲:五十嵐隆

自分のことを、ふがいないと卑下する僕。

そんな彼ですが、受け入れなければならないという強い意志で何かを受け入れようとしています。

彼曰く、受け入れようとしているのは形にならないもののようですね。

形にならないもの、とはつまり実体を持たないもの。

いわゆる概念と呼ばれるようなものや、思い気持ちなどのことを指すことが多いです。

彼が、己が受け入れなければならないと思っているものは一体何なのでしょう。

歌詞の流れから予測すると、先述した白で表される純粋なものではないかと思います。

人にとっての純粋で無垢で、プラスのエネルギーを持っているもの。

この場合は、未来への希望期待と考えるのが最もスムーズかもしれませんね。

彼はきっと、己のことを能力の足りない人間だと卑下しているのでしょう。

そんな自分が、期待や希望、夢や憧れを持ってもいいのだろうか。

今自分が持っている能力や力ですら、上手に扱うことができないのに。

それでも彼は、期待や希望を「受け入れるべき」だと思っています。

彼は自分に自信がないながらも、勇気をもって前を向こうとしているのではないでしょうか。

真っ白な期待や希望は僕をどう変える?

傷つくことを恐れないで