2番の歌詞に注目!
燃えるようなあの夕陽を待っていた
言葉が出ないんだ
今日の日はさようならと あの鳥を見送った
出典: かいじゅうのマーチ/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師
2番に入って「今日の日はさようなら」の歌詞が出てきます。
特徴的な歌詞というわけでは無いですが、”今日の日はさようなら”という歌詞は誰もが聴き覚えのある歌詞です。
そのためとても頭に残ります。砂漠の情景が浮かんできます。
いつまでも絶えることなく
友達でいよう
信じ合う喜びから もう一度始めよう
出典: かいじゅうのマーチ/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師
メロディは全く違いますが、歌詞のほとんどが「今日の日はさようなら」から引用したものになっています。
「今日の日はさようなら」は、別れるように終わる歌詞ですが、「かいじゅうのテーマ」は再会するような歌詞になっていますね。
歌詞の1部分が変わっただけですが、全く違う歌になるのはとても面白いですね。
泥だらけの ありのままじゃ
生きられないと 知っていたから
だから歌うよ 愛と歌うよ
あなたと一緒がいい
出典: かいじゅうのマーチ/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師
”ありのまま”という言葉から、純粋で汚れがないことをイメージしますが、この歌詞の中では”泥だらけのありのまま”となっています。
つまり、元から綺麗な存在ではなかったという事でしょう。
人間が住む世界にかいじゅうが放り込まれたなら、そう感じさせられるかもしれません。
それでも、歌という2人が解り合えるものを通して繋がりたいと思っているのでしょう。
人を疑えない馬鹿じゃない
信じられる心があるだけ
あなたのとなりで眠りたい
また目覚めた朝に あなたと同じ
夢を見てますように
出典: かいじゅうのマーチ/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師
見た目は汚いと思われているかもしれないかいじゅうですが、その分とても綺麗な心を持っています。
この歌はとても優しく美しい世界で出来ています。
1つのことを信じられて、同じものを見続けることが出来ることは素敵なことです。
それが現実になれば、目覚めてもまた夢のようだと思ってしまうかもしれませんね。
「BOOTLEG」紹介
収録曲詳細
1.「飛燕」
2.「LOSER」
3.「ピースサイン」
4.「砂の惑星+ 初音ミク」
5.「orion」
6.「かいじゅうのマーチ」
7.「Moonlight」
8.「春雷」
9.「fogbound」(+ 池田エライザ)
10.「ナンバーナイン」
11.「爱丽丝」
12.「Nighthawks」
13.「打上花火」
14.「灰色と青」(+ 菅田将暉)
出典: BOOTLEG/米津玄師
「かいじゅうのマーチ」は元々、米津玄師さん初の単行本「かいじゅうずかん」の付属CDに収録される予定でした。
結局「かいじゅうずかん」に収録されたのは「Love」という楽曲で、「かいじゅうのマーチ」はアルバムに収録されることになりました。
アルバムでは「orion」と「Moonlight」に挟まれる形になっていますが、アルバムを通して聴いてみても「かいじゅうのマーチ」は他の曲よりも温かさを感じます。
「BOOTLEG」に収録されている楽曲は、米津玄師さんが影響を受けてきた楽曲に対するオマージュとなった曲が沢山あります。
どんな曲に影響されたのかを考えながら聴いてみるのも面白いかもしれませんね。
終わりに
米津玄師さんの「かいじゅうのマーチ」を紹介させて頂きました。
米津玄師さんの曲はどの曲もとても完成度が高く、良い意味で人間味の少ない洗練された楽曲が多かったと思います。
「かいじゅうのマーチ」は、”かいじゅう”がテーマになっていますが、とても優しく人間味を感じる楽曲でした。
たまにはこのような温かい歌も良いですね♪
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