米津玄師さんについて

【抄本/米津玄師】タイトルの読み方は?!アルバム「diorama」の最後にふさわしい曲を徹底解釈!!の画像

米津玄師さんは、シンガーソングライターであり、イラストレーターであり、ビデオグラファーでもあるという多才な人です。

イケメンで歌唱力バツグンなのにミステリアスで、どこか掴めない雰囲気が魅力的ですね。

徳島県出身ということですから、徳島の新たな有名人ですね。視聴は188センチと非常に高身長で、まるでモデルさんのようです。

ちなみに「よねづけんし」と読みますが、これは本名です。まるで芸名のようにオシャレですね。

デビュー前から人気

米津玄師さんは2013年5月29日、「サンタマリア」でデビューを果たしています。しかし、実はデビュー以前から「ハチ」という名前でネットでは活動していました。

その時は顔を出さず、ハチ」という名前でニコ生で動画を発信していました。

ちなみに、米津玄師さんが初めてオリジナル曲をつくったのは小学5年生の頃です。

なお、「ハチ」名義で30曲ほど、自身が歌った曲を動画サイトにアップロードしたのち、自身の手で削除しています。

大学卒業後にバンドを結成

米津玄師さんは大学卒業後、バンドを組んでいます。バンドではボーカルに加え、ベースも担当していました。

しかし、バンドは上手く行かず、個人での活動を進めて行ったようです。

今でもあまり人と組んで何かをするイメージは強くありませんが、やはり個人主義だったため、バンドは向いていなかったようです。

アルバム「diorama」を紹介

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「diorama」は、インディーズ時代に出した唯一のアルバムで、2012年5が月16日に発売されています。このアルバムも中に、今回ご紹介する「抄本」も収録。

ちなみに抄本は「しょうほん」と読み、原本となる書類から抜き出したものを言います。

では、「diorama」について見ていきましょう。

1.街
2.ゴーゴー幽霊船
3.駄菓子屋商店
4.caribou
5.あめふり婦人
6.ディスコバルーン
7.vivi
8.トイパトリオット
9.恋と熱病
10.Black Sheep
11.乾涸びたバスひとつ
12.首なし閑古鳥
13.心像放映
14.抄本

出典: diorama/米津玄師

「diorama」は、それまでハチ名義で活動を行っていた米津玄師さんにとって、初めで本人名義でCDを出した、思い入れのある楽曲です。

つまり、米津玄師としてのデビュー作ですね。そして、「diorama」では、米津さん本人がジャケットやMVも自身で撮っているそうですから、非常に多才な方なんですね。

コンセプトは「街」

インディーズ時代のアルバム「diorama」は、街をコンセプトにして作られています。

ジャケットの動物はナマズですが、ナマズの上に街が乗っているという、なんとものシュールなデザインですね。

このデザイン、少なからず2011年に起こった東日本大震災が影響しているようです。

ナマズは地震と関係が深いですから、大ナマズが街の下に潜んでいるというのは、まさに災害と隣り合わせにある日本という国の特徴なのかも知れません。

「抄本」の歌詞を紹介

今回ご紹介する「抄本」は、「diorama」の最後に収録されています。

14作品すべてがナマズの上に描かれる街をコンセプトにしていますが、そこに描かれた世界はどのようなもののでしょうか?

全曲を通して聴いてみるとまた、見えてくるものがあるかも知れません。まずは1曲ずつ、歌詞も交えてご紹介します。

「街」

街の真ん中で 息を吸った 魚が泣いた
全て変わってしまった 砂が落ちた 生活が落ちた

出典: 街/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

こちらは、1曲目に収録されている「街」という曲の歌詞です。短い歌詞の中に、震災を思わせるような場面が描かれていますね。

「魚が泣いた」「砂が落ちた」というフレーズが、まさに津波を思わせて少し怖さすらあります。