2002年に発売された曲
「Free & Easy」は約1年半の空白期間を経て発表されました。
この曲は「多数決」によって物事が勝手に進んでしまう怖さを訴えているような気がします。
「浜崎あゆみ」が経験した苦悩と曲ができるまでの心境を表現しているのではないでしょうか?
雑誌『Free & Easy』とのコラボレーション作品であり、同雑誌の2002年5月号別冊『浜崎共和国』と同日発売。ジャケットやミュージック・ビデオはジャンヌ・ダルクがモチーフとなっている。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Free%26Easy
ジャケットで「ジャンヌダルク」に扮している「浜崎あゆみ」が印象的です。
「ジャンヌダルク」がどんな人物かは割愛しますが、名前を聞いたことがある人も多いでしょう。
簡単に説明するとこんな感じです。
「フランスを救った英雄として歓迎されたが、敵国に捕らえられあらぬ罪を着せられて処刑された人物」
「ジャンヌダルク」の人生を「浜崎あゆみ」自身の経験と重ね合わせている気がします。
どう思うかは人それぞれ
「ジャンヌダルク」は災いをもたらした「魔女」として処刑されました。
しかし数年後に無罪が判明し、再び「英雄」として称えられることになります。
ちなみに処罰の真偽をもう一度調べてほしいとお願いした人物とは?
「ジャンヌダルク」がフランスを救った時に王位に就いた人物でした。
つまり「ジャンヌダルク」に救われた王の行動で彼女は免罪になったということです。
ということは、「浜崎あゆみ」にも彼女を信じるファンたちが支えてくれるはず。
だから「何があっても私はみんなを信じている」というメッセージに聞こえてきます。
敵ばかりでも強く生きる
どこに向かっているのか?
時々⾃分に問いかける
どこまで⾏けば辿り着くの
出典: Free & Easy/作詞:浜崎あゆみ 作曲:CREA
「ずっと正しいと思ってやってきたこと」
それが本当に正しいことなのか疑問に思うときはありませんか?
みんなに受け入れてもらえていたと思っていたことが否定されるときもあります。
そんな時は何だか自分自身を否定されている気分になるでしょう。
「私は何のために歌い続けてきたのだろうか?」
「ファンのため?それとも自分自身のため?」
「本当はゴールだと思っていた場所は苦しみの始まりだった」
どこまで進んでも進んでいる気がしないという彼女の苦悩が伝わってきます。
行き先を示す声がする
あなたの声がしてる
負けないでって声がする
君の幸せが僕の
幸せだって⾔葉思い出す
出典: Free & Easy/作詞:浜崎あゆみ 作曲:CREA
目の前の苦しさのせいで励ましの声が聞こえないときもあるでしょう。
全てが自分に対しての批判に聞こえてしまうこともあると思います。
「でもいつも支えてくれたあの人はきっと自分のことを応援してくれている」
直接は聞こえないけれど、励ましてくれているあの人の顔が見えてきました。
そう考えるだけで「生きていく希望」が戻ってくるはずです。