「もしこの世に自分一人しか存在しなかったら?」
「または無人島で一人で暮らしていたら?」
好きなものは全て手に入り、食べたいものは何でも食べられる生活を送っているとしましょう。
生きていく上で何も不自由することはありません。
ただリアルにもネットの世界にも自分以外誰一人として存在しないという条件が付いて回ります。
少し想像してみてください。
果たして幸せを感じられるでしょうか?
人は「嬉しい」や「楽しい」という感情を共有できるから「幸せ」を感じられます。
また「悲しい」や「寂しい」と思うから人が恋しくなります。
つまり「誰かが反応してくれる」から生きていることを実感できる。
そう考えると一人でも自分の味方がいると考えるだけで救われる気がします。
多勢に無勢
否定する事に疲れて
⾃分を⾒失いそうなら
出典: Free & Easy/作詞:浜崎あゆみ 作曲:CREA
「映画に出てくるようなヒーローが1人で10人の敵と対峙したら?」
簡単にやっつけてしまうでしょう。
「でも1万人の敵たちと対峙したら?」
映画の世界なら何とかなってしまうかもしれません。
ただ現実の世界ではどんなに鍛え上げた体をもってしても厳しいのではないでしょうか?
それくらい1人で大勢に対して立ち向かっていくことはエネルギーを使います。
言葉という武器に対しても同じことがいえるでしょう。
言葉は時に諸刃の剣になってしまいます。
痛みが激しくなり自分の無力さに打ちのめされる日々が続くこともあるでしょう。
まさに「ジャンヌダルク」が処刑前に受けていた尋問のようです。
事実を伝えても尋問者の周りで準備された既成事実。
この世の終わりのように感じる絶望感だと思います。
祈ることしかできない
私を信じていて
いつの⽇もここにいる
あなたの⽣きる証なら
私の中に存在してる
出典: Free & Easy/作詞:浜崎あゆみ 作曲:CREA
「私が何をしているのか?」
「私がどこにいるのか」
「私がどんな気持ちでここにいるのか?」
知らない人もたくさんいるでしょう。
きっとこうだろうと噂したり、噂に流されてしまう人もいるかもしれません。
でも「私を通じて幸せを感じてくれた人の支えになりたい」という想いはいつまでも残ります。
「私のことを少しでも信じてくれているのならそれだけで嬉しい」
そんな「あなたと私をつなぐ証」はいつまでも消えないと言っています。
見たくなかったもの
こんなこんな汚れた世界(まち)で
あなたはただ美しいものを
拾って救ってそして私に
⾒せてくれる⼈
出典: Free & Easy/作詞:浜崎あゆみ 作曲:CREA
「1分1秒たりとも留まっていたくないし近づきたくもない場所」
そんな地獄のような場所に足を踏み入れてしまった心境を表しています。
生きた心地がしないというのはこういうことではないでしょうか?
でも地獄にいる人が全て悪人なわけじゃないと気付きます。
「周囲の景色が人を悪人に見せているだけで自分の思い込みだった」
すると今まで地獄だと思っていた場所も意外と悪くないと感じ始めます。
景色は最悪だけど、その中で工夫しながら生きている人もいるでしょう。
そんな大切なことに気づかせてくれた人は近くにいるという意味ではないでしょうか?
立ち続けるという決意
あなたの声がしてる
負けないでって声がする
私を信じていて
いつの⽇もここに⽴ち続ける
出典: Free & Easy/作詞:浜崎あゆみ 作曲:CREA
苦しい状況でもポジティブに切り替えて生きている人がいました。
そんな姿を見せつけられて心が震えるようです。
「私もそんな存在になりたい」
自分と同じ思いをした人の支えになれるようにと願いを込めて立ち上がりました。
「あの人からもらえた強さをなくしてしまわないように立ち続ける」
そんな覚悟が込められているはずです。
一人で戦い続ける人のために
ずっと守って⾏くよ
その胸に抱えたものを
決して失くしてしまう
事のないように
出典: Free & Easy/作詞:浜崎あゆみ 作曲:CREA