特技はダンス。アイドルの扉を開く
4932分の7!
8歳の頃からダンススクールに通い、ダンスユニットにも所属した経験があるという山田まひろ。
そんな特技を武器に、総勢4932人もの応募者の中から、メジャーデビューを目指す「ラストアイドル」の暫定メンバー7人に選ばれました。
「ラストアイドル」を生んだグループと同名のオーディション番組。
デビュー直前まで、歌と踊りの実力が試される壮絶な「バトル」を繰り返し、その勝敗によってメンバーを入れ替える厳しいルールでした。
メンバーたちがしのぎを削る中で、彼女が世の中にダンスの実力を知らしめるのに、さほど時間はかかりませんでした。
番組が始まったばかりの頃。
たった1週間の練習期間で新曲の振り付けをマスターしなければならない過酷な状況が。
苦しむメンバーたちをよそに、ハイレベルのパフォーマンスを発揮したのです。
その光景は、これまで数多くのアイドルを見てきたファンも驚かせました。
壮絶な「バトル」の果てに
さらに、初めてのバトルでは対戦者がエキサイトなダンスで挑んだのに対し、山田まひろが選んだのは正反対のスタイル。
EXILEのバラード曲に合わせ、しなやかで華麗な身のこなしを披露しました。
静かな中にも情熱を醸し出す表現力の豊かさを見せつけ、勝利をつかんだのです。
しかし、その後のバトルで新人に敗れ、暫定メンバーの座を守り抜くことはできませんでした。
ただ、勝利した挑戦者は山田まひろが「グループで一番のダンス実力者」であることから、対戦相手に指名したと明かしています。
世間は彼女を放ってはおかない!
再びダンスで注目
番組での戦いに敗れ、もはや表舞台を去るしかないと思われた山田まひろ。そんな彼女のダンスが再び話題になりました。
2017年10月に発売された日本のポップ・ロックバンド「NONA REEVES(ノーナ・リーヴス)」の新曲「Sweet Survivor」のMVです。
1995年結成の「NONA REEVES」は海外でも作品がリリースされるなど、コアな音楽ファンにも高く評価されています。
「Sweet Survivor」は通算15枚目、メジャーデビュー20周年を記念して制作された新アルバム「MISSION」のリード曲。
過去と現在、そして未来を前向きにつなぐメッセージが込められています。
楽曲が進むにつれて希望が満ちてくるエモーショナルな世界観をMVで体現する「若いダンサー」。
そんな重要な役に、山田まひろが抜擢されたというわけです。
「NONA REEVES」のMVに登場
ひときわ輝いたダンスが幸運を引き込んだ?!
「NONA REEVES」のボーカル・西寺郷太は以前、彼女が勝利したバトルで審査員を務めました。
審査を終えた西寺は彼女について「ダンスが輝いていた」とツイートし、活動を応援するように。
マイコーりょうと共演!
その表情にも注目♪
MVで、彼女はマイケル・ジャクソン専門のものまねタレント、マイコーりょうと共演しています。
落ち目の喜劇役者の悲哀を描いたチャップリンの映画「ライムライト」。
楽曲の前半では、名作のシーンを思わせるマイコーのひたむきな踊りに共鳴するように、アンニュイで物憂げな表情をのぞかせます。