フェアリーズ【Tweet Dream】歌詞の意味を考察！夢のようなつぶやきの結末は？切ない恋心に共感

「Tweet Dream」は、フェアリーズの4枚目のシングル。

2012年の7月下旬に発売されたということで、爽やかなメロディが印象的な曲です。

タイトルに「Tweet」とあるように、この曲はTwitterがテーマとなっています。

Twitterといえば、世界中の人々がやっているコミュニケーションツール！

それ自体を題材にした曲は珍しいのではないでしょうか。

歌詞中には登場しても、曲そのもののテーマになっている曲は意外と少ないものです。

この曲のリリースをきっかけに、フェアリーズメンバーもそれぞれTwitterアカウントを作成したのだとか。

メンバーの伊藤萌々香さんがイメージキャラクターを務める、早稲田アカデミーのCMソングにも起用されました。

歌詞の内容としては好きな相手をTwitterでフォローして恋愛している、というもの。

ネットが普及した現代ならではの恋愛ですね。

同じように片想いしている相手をTwitterでフォローしている人もいるかもしれません。

果たして主人公の恋は叶うのでしょうか？

主人公は片思いしている好きな相手を、Twitterでフォローしているところから始まります。

ツイートをしながら想いを届けようとする主人公ですが、Twitterなんて使わなくても恋はできる筈。

何故わざわざTwitterを使う必要があるのでしょうか。

Twitterを使う恋愛とはどんなものなのかも気になりますね。

主人公は恋をしている相手をTwitterでフォローしています。

LINEではなくTwitterなのは、そこまで親密ではないのでしょうか。

または主人公か相手のどちらかがLINEをやっていないのかもしれません。

主人公はその相手に対して、4行目の内容のツイートをします。

直接リプライするのではなく、タイムライン（TL）にそれとなく相手に向けて流しているようです。

そのツイートを相手が見てくれるのではないか…というのが、「Tweet Dream」なのでしょう。

これを「空リプ」と呼ぶのですが、だとしたら相手も主人公をフォローしているのかもしれません。

相互フォローというものでしょうか。

たとえTwitterで繋がっている恋でも、相手のことをよく知りたいと思う気持ちも変わらないもの。

好きな人が新しくツイートしていないか、今何をしているのかいちいちチェックしてしまっています。

帰り道、主人公は相変わらずTwitterを開いている様子です。

もちろん好きな人のツイートをチェックするためですが、今回はそれだけではありません。

道中で見たという虹の写真でもツイートに載せたのでしょうか。

人はきれいなものを見ると、真っ先に一番好きな人のことを思い浮かべることが多いです。

だから主人公も、好きな人と一緒に共有したかったのでしょうね。

好きな人に知らせて見せるという感覚で、TLに流しているのかもしれません。

恋をしていなくても、自分をフォローしてくれている人に見せる感覚で画像を乗せる人も多いでしょう。

Twitterをやっていると、なんだかよく分かる感覚です。

Twitterを通してする恋って、よくある恋とは呼び難いものではないでしょうか。

歌詞を見る限り、遠距離恋愛のようにも直接会える間柄のようにも解釈できます。

できれば直接会った方が進展しやすそうなものですが、主人公はそれができません。

遠距離恋愛でないのなら元々口下手なのか、それとも直接会うと上がってしまうのか。

口では自分の気持ちをうまく伝えられないのでしょう。

しかしそんな人でも、コミュニケーションツールであるTwitterが架け橋となってくれるのです。

口ではなく、文字でなら伝えられることってよくあります。

現に冒頭の「恋をしてるNOW！」も口ではなかなか言えない言葉です。

直接話せなくても、オンラインでなら繋がれる。

Twitterを介することで、初めて相手と繋がっている実感を得られるのでしょう。

現代だからできる恋愛です。